毎年《文化庁メディア芸術祭》の受賞作品展が行なわれている六本木・国立新美術館。文化人類学者で文化庁長官もつとめた、館長の青木保氏に、日本のメディア芸術の現在と未来について伺った。 日本のメディア芸術の現在、そして未来。 9月20日、今年度 文化庁メディア芸術祭の作品募集が締め切られた。今年で16年目を迎え、日本国内のみならず、世界各国から数1,000単位の作品が集まる文化庁メディア芸術祭。その守備範囲は広く、マンガ・アニメ・ゲームのほか、WEBテクノロジーを用いたインタラクティブコンテンツなども多く出品される。アートを目的としたものだけでなく、例えば商品プロモーション用に作られたWEBサイトや、アプリなどのプロダクトそのものが「作品」として出展されていることも珍しくなく、WEB業界の今後のトレンドをうらなう意味でも極めて重要な機会となっている。 そんな日本のメディア芸術の現在、そして未来に
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