ここ最近、中越間の南シナ海問題に関する記事ばかり書いていたので、「ジャーナリストのお仕事というのは、なかなか大変ですね」という素朴な同情をJBpressの何人かの読者の方から頂戴した。 ありがとうございます。でも、ちょっと違います。私の本業は、DI(ドリーム・インキュベータ)ベトナムにて、現地企業向けの投資(50億円のDIアジア産業ファンドの運用)と、戦略コンサルティングという2つの仕事です。 ベトナムでの投資の話は以前少し紹介したので、今回はベトナムでの戦略コンサルティング業務について紹介しつつ、新興国市場に参入する際のチャレンジについて触れてみたい。 魅力的なベトナム市場だがコンサルティングには苦労も 戦略コンサルティングというと華やかな印象を一般的には持つかもしれない。ビシっとダークなスーツで決めて、クライアントの社長に格好良くプレゼンするみたいな(イメージ)。 日本では(多少)そう
モノよりコト――。最近消費者のし好が、所有する価値から経験する価値へ移行しているといわれている。シニア世代を中心に消費者を攻略する手法として注目されている。 日経ビジネス2014年1月13日号では日本人が働く日本企業によって、日本列島で生み出されたもの「メード・イン・ジャパン」に固執するのではなく、世界の資本や組織や人たちが日本と共に価値を生み出す(メード・ウィズ・ジャパン)ことを特集した。 メード・ウィズ・ジャパンを実践するのにあたって「モノよりコト」をキーワードに取り組んでいる企業がある。そのひとつがリコーだ。 リコーはインドで小学校にプロジェクターなど自社製品の納入を目指しているが、コトを重視した戦略をとっている。リコーでいうコトは授業だ。 日本は1億人余りのほぼ同じ生活水準を享受する「世界で最も厚い中間層」が中心の国だ。全員が義務教育に通い、学校ではさまざまな授業を受けてきた。生徒
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