公園のベンチに、1匹の犬が鎖につながれて捨てられていた。犬の傍には子供が書いたらしき手紙が添えられてあり、その犬が子供の両親から虐待を受けていたことが綴られてあった。 その犬は7時間ほどそこに繋がれていたが、運よくその犬を保護施設のスタッフに保護された。子供の悲痛な思いを察し、人間に怯える犬が再び心開くことができるよう、懸命に訓練と世話を施された。 その甲斐あって犬は心を開くようになり、現在は永遠の家を探しているところだという。
毎年元旦になると、それなりに新たな決意を胸に秘めており、ここ数年のテーマは料理と経済学である。おそらく来年の今頃も同テーマで決意を新たにしている姿が早くも脳裏に浮かぶが、本書を読むことで少しでも膠着状態を打開したいと思い、手に取った。 現在、食の分野では多くの専門家たちのミスリードにより、以下の3つの通説がまかり通っている。 ・最良の食べ物には、より多くのお金がかかる ・安価な食料の最大の供給源ーー巨大アグリビジネスーーは、救いがたい悪である ・イノベーションの源として、消費者は信頼に値しない。 著者は、これらの通説を時には天邪鬼なモノの見方で、また時には世界中の美味しいものを食べ歩きながら情報を感じ取り、美味しさの正体を構造的に紐解いていく。 本書は『大停滞』『創造的破壊』などの著者としても知られる、経済学者タイラー・コーエンが、良い食とは何かということについて経済学的アプローチで探求し
――発展途上国を訪れて、薄汚い格好の子どもに群がられた。 TVや雑誌で、マンホールやごみ山に住む子どもの映像や写真を目にするように、私たちは、経験や報道を通じてストリートチルドレンに触れる機会がある。そして彼らについて「汚い」・「危険」などのイメージや、貧困・孤児を原因とするなどといった何らかの知識を持ち合わせている。 ところが、私たちのイメージや知識はあやふやで曖昧模糊としている。「ストリート」とはどこを、「チルドレン」とは何歳までを、そして「ストリートチルドレン」とは何者を指すのか。マンホールや廃屋は「ストリート」なのか。21歳は「チルドレン」と呼べるのか。プチ家出や街頭をうろつく非行少年は「ストリートチルドレン」にはいるのか……? 「ストリート」と「チルドレン」との2語から成るこの造語は、1940年頃のラテンアメリカの中所得国を舞台に、子どもの権利を奪われてストリートにおいて労働や生
日中街中を見ていると、半そで短パンの者から、ジーンズにコートという者までいて、季節を感じない不思議な感覚に襲われる。メキシコの首都、メキシコシティーの光景だ。 常春のような季候で、昼間かなり日差しが強いが、朝晩は冷え込む。高原盆地で、郊外はさらに標高が上がるためかなり寒く、郊外からの朝早い通勤・通学者はかなり着込んでいる。一方で、昼ごろから外で活動するような人は、Tシャツ1枚で出かけることも多い。日本ほど蒸し暑くもなく、着込んでいても脱がない人もいる。衣料品店では、日本ほど夏物、冬物がきっちり区別されておらず、年中オールシーズンのアイテムが必要だ。 富裕層攻略には米国でのブランド認知がカギ そんなメキシコで、欧米系のファストファッション進出の動きが活発化している。先行しているのは、ZARAなどを展開するスペインのインディテックスで、2013年4月30日現在で245店舗を有している。
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