学校法人立命館(京都市中京区)は25日、立命館大びわこ・くさつキャンパス(草津市、BKC)にある情報理工学部・研究科など京滋の2学部2研究科を、2024年4月に大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市、OIC)へ移転すると発表した。立命大はOICを開設した15年にもBKCなどから学部を移した。企業などとの連携をさらに進めるといい、大都市・大阪に力点を置く姿勢が鮮明になった。 ほかにOICへ移転するのは衣笠キャンパス(京都市北区)の映像学部・研究科。立命館によると、25年開催予定の大阪万博を前に、両学部は情報通信などの在阪企業や自治体との関係構築を模索。メディアコンテンツ作成や情報通信技術を生かした社会課題解決の教育研究を進め、成果を国際社会にも発信するという。 移転によって約1万5千人が学ぶBKCからは約2400人、1万3千人が学ぶ衣笠からは約660人の学生がそれぞれOICに移る。 この日の会