トルコ南部のシリア国境近くで6日発生した大地震では、これまでに4万3000人以上の死亡が確認されています。国連は16日、トルコに対し、今後3か月分の支援として10億ドル、日本円にしておよそ1340億円を拠出すると明らかにし、国際社会に協力を求めました。 15日にシリア北西部イドリブの病院で撮影された映像には、足に包帯が巻かれた人や右足を失った男性がベッドに横たわる様子が写っています。病院の担当者は「抗生物質や包帯などの医療品を必要としている。私たちは本来あるべき形でけが人や被災者に対応することができていない」と述べ支援の必要性を訴えていました。また、人工透析の患者のための装置や物資がもともと不足していたものの、地震後さらに足りなくなっていると話していました。 内戦が続くなか、シリア北部ではアサド政権、反政府勢力とそれを支援するトルコ、それにクルド人勢力の支配地域が入り乱れていて、支援の手が