気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン このところ「欧州から見た」あるべき次世代世界秩序、というお話をしているわけですが、この間にも欧州経済を巡っては、非常にシリアスな事態の推移がありました。ギリシャのユーロ圏脱落の可能性、そしてイタリアでは財政健全化法案が下院通過後ベルルスコーニ政権が退陣、モンティ新内閣のもとで債務危機脱出に向けての取り組みが始まるところです。 さて、前回まで中東の動きをお話して、どれくらい多くの読者が興味をもって下さったかよくわからないのですが、この問題、欧州が今後どのように生き残って行くか? という命運と、表裏一体だと私は思っています。 あえてそれを一言で言うなら「帝国の逆襲」あるいは「帝国の逆襲封じ」とでもいいましょうか・・・そのあたりを考えてみましょう。