1億5500万年前、現在のオーストラリア西部から陸塊が分離して行方不明となった。 この失われた大陸「アルゴランド」は、跡形もなく消え去ったと思われていたが、砕け散った大陸の断片を調査していたオランダの研究チームが、ついに発見したそうだ。 『Gondwana Research』(2023年10月19日付)に掲載された研究によると、アルゴランドとオーストラリアの分離は、かなり壮絶なものだったようだ。 地殻変動によって引き伸ばされ、オーストラリアから引き離された後、バラバラに分解されながら、東南アジアに散らばったのである。 広告 1億5500万年前にオーストラリアから分離した大陸の謎 オーストラリア北西沖の「アルゴ深海平原」と呼ばれる海盆に残された地質学的な証拠によるなら、1億5500万年前、オーストラリアから大きな陸塊が分裂したようだ。 この陸塊は、失われた大陸「アルゴランド」と呼ばれている。