トルコ南部のシリア国境近くで6日発生した大地震では、これまでに4万2000人以上の死亡が確認されています。このうち内戦が続くシリアについて国連は北西部で少なくとも1万1000人が家を失ったとしていて、避難所の確保が最優先の課題だと指摘しています。 トルコ南部で6日に発生したマグニチュード7.8の地震やその後の大きな揺れで、トルコとシリアではこれまでにトルコで3万6187人、シリアで少なくとも5814人が亡くなりました。両国の犠牲者は合わせて4万2000人以上にのぼり、現地ではいまも懸命な救助活動が続いています。 ロイター通信によりますとトルコ南部ハタイ県の中心都市アンタキヤでは15日、地震の発生から228時間以上たった後に13歳の男の子ががれきの中から助け出されたということです。 一方、国連は16日、シリア北西部について8900棟以上の建物が被害を受け、少なくとも1万1000人が家を失った