(岩渕) こんにちは。暮らし☆解説。 きょうのテーマは、「ピケティ・ブームと日本の格差」です。 世界の経済格差を取り上げた一冊の専門書、 「21世紀の資本」が、各国で大きな話題を呼んでいます。 世界38カ国で150万部を突破。 日本語版も13万部を超えて、専門書としては、異例のヒットとなっています。 著者は、この人。 フランスの経済学者、トマ・ピケティ教授。 各国を講演で飛び回り、その人気はピケティ現象とまで言われています。 先日、日本にも訪れ、会見やインタビューを精力的にこなしました。 竹田忠解説委員です。 この専門書が、なぜ、こんなに話題となるんでしょう? A1 この本は、一言で言うと、世界各国の経済格差が、なぜ起きているのかを 詳しく論じたものなんです。 日本では、一昔前までは、一億総中流といわれ、 比較的格差のない国だと、みんなが思っていた。 それが、