タグ

思想と経済とイギリスに関するlaislanopiraのブックマーク (14)

  • ケインズ『平和の経済的帰結』:アメリカ版とイギリス版 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    しばらく前に、ケインズ『平和の経済的帰結』(1920) とその続編 (1922) を翻訳した。 cruel.hatenablog.com cruel.hatenablog.com で、後者をやっていたときに、実はこの二冊とも、イギリス版とアメリカ版が微妙にちがっていることに気がついた。イギリス版はマクミラン社から出ていて、アメリカ版はハーコート・ブレース社から出ている。でも、後者では、イギリス版でお金が英ポンド表記になっている部分が、全部米ドルに換算されている。 さて当時は、固定為替レートだったから、これは別に大したことではない。当時の為替レートは、1ポンド=5ドル。だから数字を全部5倍すればおしまいだ。いまの日の翻訳でも、フィート/マイル表記をメートル法に直したりするし、換算に何か問題があるわけではない。切りもいいので、計算もしやすいしズレもない。日語訳だと、1フィート=30センチ、

    ケインズ『平和の経済的帰結』:アメリカ版とイギリス版 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 『定本 現代イギリス経済学の群像:正統から異端へ』(白水社) - 著者:根井 雅弘 - 根井 雅弘による前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:根井 雅弘出版社:白水社装丁:単行(262ページ)発売日:2019-08-29 ISBN-10:4560097232 ISBN-13:978-4560097236 経済思想史研究の第一線で活躍しながら、旺盛な執筆活動を続ける、京都大学教授の根井雅弘氏。1989年に根井氏が初めて世に問うた単著が『現代イギリス経済学の群像』である。「定」として蘇った書にまえがきとして寄せられた、根井氏の熱いメッセージをお届けしたい。 経済学で感動したことはありますか? 1989年に彗星のごとく現れた、現代経済学を変えた一冊社会主義体制の崩壊とリーマンショック書の初版は、1989年4月、岩波書店から刊行された。三十年前のベルリンの壁が崩壊する約半年前だった。だが、四月の時点でも、社会主義体制はすでに崩壊過程に入っており、「資主義対社会主義」という古い図式が過去のものになろうとしていることが次第に

    『定本 現代イギリス経済学の群像:正統から異端へ』(白水社) - 著者:根井 雅弘 - 根井 雅弘による前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
  • タグ : 私たちの気付かない漫画のこと 一覧ページ|Zing!

    情報コンテンツサービス終了のお知らせ 2020年9月30日(水)をもちまして、以下コンテンツを終了いたしました。 【終了するコンテンツ】 Zing! 長らくご愛顧いただきました皆さまに感謝を申し上げますとともに、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 トップページ - サイトマップ - お問い合わせ

  • 「国際関係」か「民主主義」か?――英国のEU離脱と現代欧州解体の構造/白鳥浩 - SYNODOS

    2016年6月23日は、国際関係に関心のある人間にとっては、歴史上の大きな出来事の起こった日として、強く心に残る日となったといえる。英国は、欧州連合(EU)の一国という「国際的な地位」を、投票という「民主的な手続き」によって否定したのであった。つまり、英国はEUからの離脱を選択したのである。 投票結果は、残留が48.1%であったのに対して、離脱が51.9%という僅差であった。また、投票率は72.2%を数え、国民の関心の高さを反映するものであった。 この英国のEUからの離脱は、国民投票が現実味を帯びてきた2015年ころから、「ブレグジット(Brexit)」という言葉を用いて議論されてきた。これは欧州通貨危機、いわゆる「ユーロ危機」に関して、ギリシャがEUから離脱することを、切り離すという「グレグジット(Grexit)」として揶揄した用語を意識したものである。英国の決定は、現代社会にとってどう

    「国際関係」か「民主主義」か?――英国のEU離脱と現代欧州解体の構造/白鳥浩 - SYNODOS
  • Brexit~「極右」vsネオリベ&リベラル連合 - Think outside the box

    トピック「イギリス」について イギリスの国民投票の結果に対して、イギリス以外の国々でもエリートが大騒ぎしているようです。 business.nikkeibp.co.jp この決定はまず、6月24日のポンド暴落が象徴するように、英国経済にとって激震となる。‥‥同国はスイスやノルウェーのようにEUと交渉して、少なくとも関税廃止などの利点を維持しようとするだろう。 しかし、イギリスはユーロは導入していない上、シェンゲン協定にも参加していません。スイスやノルウェーと同じ立場になるだけで、経済が大混乱を来すでしょうか(両国に比べて所得水準が低いのは弱みですが)。スウェーデン、フィンランド、オーストリアもEU加盟は1995年と比較的最近ですが、加盟によって飛躍的に経済力が高まったようには見えません。*1 イギリスの財務省は、EU離脱によって大きな経済損失が発生するとの試算を発表していますが、日の財務

    Brexit~「極右」vsネオリベ&リベラル連合 - Think outside the box
    laislanopira
    laislanopira 2016/06/25
    エリート地球市民と、生活の厳しいローカルな国民との対立 / 国境を越えて稼ぐ地球市民を左が脱ナショナリズムの見本として擁護するので、ただの国民は極右に追いやられる
  • エンゲルス「イギリスの労働階級」終わった! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ちょっと気が向いて、若き日のエンゲルスのルポを訳しはじめたのが1年ほど前だったけど、ぼちぼちやってるうちに終わりました。 エンゲルス自身が若書きだと言っているので、若々しくしてみた。産業革命の成果にものすごく興奮しつつ、一方で労働者のひどい状況を実地に見て当に怒っているのがよくわかる、たいへんにおもしろい文章。エンゲルスは理論家としてはアレながらイデオローグとして優秀だったらしいけれど、ルポライターとしてもお見事、というのは訳し終わってもやはり思うね。 イギリスにおける労働階級の状態 (pdf 682kb) e-pub版はこちらできちんとしたものを作ってくれました〜 densabi.hatenablog.com 産業革命の成果に対する興奮は伝わってくるし、また当時のスラムの惨状は匂ってくるような迫真の描写。すごい。これを読んで「いまの日も同じだ、労働者は虐げられている!」といった感想を

    エンゲルス「イギリスの労働階級」終わった! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • スコットランド狂想曲:経済とスピリットはどちらが重いのか(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    ほんの1カ月前、別所で「スコットランド独立の是非を決める住民投票まで1カ月を切ったというのに、メディアはガザとイラクばかり報道してスコットランド独立問題は小ネタ扱いだ。首相もバカンス三昧である。『どうせ独立なんかしないだろう』とみんなタカを括っているようだ」という記事を書いたのだったが、投票まで1週間を切った今、様相は一変している。 They are shitting themselves(彼らはうっかり粗相をしそうなぐらいビビっている) と書いたメディアがあった。保守党のキャメロン首相、自由民主党のクレッグ副首相、労働党のミリバンド党首の三羽烏が急遽スコットランド入りしたのである。最新の調査でもYESに投票するという人とNOに投票するという人の差はわずか2%だ。スコットランドはマジで独立するかもしれない。 なんか風向きが変わるかも。と思ったのは、一か月ほど前、それまで頑なに沈黙を守って来

  • 『レーガンとサッチャー』 - HONZ

    その時代にその人物がいなかったら歴史はどのようになっていたのだろうかと思わせる人物たちが存在する。多くの場合、それは混沌とした世の中で強いリーダーシップを発揮した英雄的な政治家や軍人だ。書の主人公二人がそのような人物であったという評価はこれまでなかったかもしれない。だが、冷戦という特殊な時代状況の中で20世紀中盤に超大国アメリカとその同盟国イギリスを率いた2人の政治家の事を抜きにこの時代をかたることは不可能であろう。その政治家とはレーガンとサッチャーだ。 彼らは共に保守主義という思想を掲げ、世界を席巻した共産主義と対峙した。個人の尊重、小さな政府、減税、勤勉、市場経済、民主主義の擁護という基的理念を共有し、自助努力と競争の促進により、社会をより豊かなものにし、自由な世界を夢みた。この2人に共感する者もいるであろう。また、彼らの目指した世界を批判する者もいるであろう。イデオロギー的要素が

    『レーガンとサッチャー』 - HONZ
  • 通貨とは、2人の人が通貨と認めるもの エクアドルやモンテネグロに見る「お金」の本質

    (2013年8月7日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) エクアドル領ガラパゴス諸島の通貨は「ドル」だが、米国では受け取ってもらえない(写真はサンクリストバル島の風景)〔AFPBB News〕 このコラムの熱心な読者――誰かいるとしたら――は、筆者が数週間前にエクアドル領ガラパゴス諸島にいたことをご存じだろう。 当然のことだが、筆者は一握りの小銭を持って戻って来た。その中には、1米ドル硬貨や、表面に単に「50セント」と書かれただけの別の硬貨がある。 この50セント硬貨は、エクアドル政府のために鋳造されているが、エクアドル通貨は存在しないため、ここで言うセントはエクアドルセントではない。エクアドルは一般に「ドル化」として知られる路線を選択した世界最大の国なのだ。 一方的に「ドル化」したエクアドル、モンテネグロはユーロを使用 エクアドル政府は10年前、よその国の通貨を採用することを一方的に決定し

  • 社説:サッチャー元首相の永続的な遺産

    (2013年4月9日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 鉄の女と呼ばれたマーガレット・サッチャー元首相は、8日、87歳で死去した〔AFPBB News〕 マーガレット・サッチャーは現代英国を作り変えた。その功績のリストは、並外れていると同時に長さも際立つ。バラク・オバマ米大統領が4日述べたように、サッチャーは最後のガラスの天井を打ち砕き、西側の主要民主主義国を率いる初の女性指導者に上り詰めた。 労働組合を服従させ、政府を縮小し、共産主義に断固たる態度を取ったその遺産は、サッチャーを世界的に重要な政治家たらしめた。 首相としては、グラッドストン以来最も傑出した平時の指導者だった。サッチャーは国家が衰退しつつあるという意識を覆し、今でも英国の歴代政治家の比較対象とすべき人物であり続けている。サッチャーは指導力というものを再定義したのだ。 30年経った今、サッチャーが政権を取った1979年当時の

  • サッチャーの失敗した成功 - himaginary’s diary

    クリス・ディローが、意図しない形で成功を収めたサッチャーの功績として以下の3つを挙げている。 1980-81年の景気後退による労組の弱体化 この時に政策として採用されたマネタリズムは別に英国経済への体罰を意図したものではなく、インフレはもっとスムーズに低下するはずだった。しかし豈図らんや、失業とインフレのトレードオフはマネタリストの予想に比べ峻烈で、失業者は300万人に達した。 ただ、その結果として労組の交渉力は弱まった。そのため、利益率や予想利益やアニマル・スピリットは高まり、1980年代の投資を促進した。 確かにサッチャーは労組の弱体化を約束していたが、彼女は失業ではなく法の支配を通してそれを実施するつもりだった。 80年代初頭の信用統制の緩和 彼女が経済の自由化の一環として考えていたその緩和は、予想を超えた大きな経済的インパクトをもたらした。即ち、消費者主導の社会と経済を生み出した。

    サッチャーの失敗した成功 - himaginary’s diary
  • Amazon.co.jp: イギリス近代史講義 (講談社現代新書): 川北稔: 本

    Amazon.co.jp: イギリス近代史講義 (講談社現代新書): 川北稔: 本
    laislanopira
    laislanopira 2011/04/10
    イギリス独特の社会が都市に単身者やジェントルマンを集め、ファッションと消費を刺激し、需要が産業革命を呼び寄せた。成長パラノイアが近代の本質/ 英国経済の本質は北部の産業なのか、シティの金融なのか
  • 景気回復に経済学は無力なのか?:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Peter Coy(Bloomberg Businessweek経済担当エディター) 米国時間2011年1月13日更新「 Economics' Newest Thinking Comes from the Old Masters 」 イギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズは1931年、「経済学者は、謙虚に問題解決に尽力する歯科医のようになるべきだ」と論じた。現在の経済学者には、こうした存在になることがより強く求められている。特に、マクロ経済の仕組みを熟知しているかのように発言していた経済学者は、ここ数年、全く力を発揮できていなかった。 経済学者が開発した複雑な数学的経済モデルは、2008年の金融危機を未然に防ぐのにほとんど役立たなかっ

    景気回復に経済学は無力なのか?:日経ビジネスオンライン
    laislanopira
    laislanopira 2011/01/25
    技術としての経済学が信頼を失い、思想としての経済学が見直される
  • 第三の道 - Wikipedia

    中道右派の経済政策と中道左派の社会政策の多様な統合を提唱し、右派と左派の政治を調和させようとする中道派の政治的立場[1][2]。特に、イギリス労働党のブレア政権(1997年 - 2007年)が提唱した「第三の道」がその代表とされる。旧来の労働党の社会民主主義路線に、新自由主義的な経済路線を採った保守党のサッチャー流市場原理主義路線を部分的に取り入れた政治路線で、ニューレイバーやラジカルな中道とも呼ばれる。イギリスの社会学者ギデンズなどによって主張され、主にヨーロッパ諸国の社会民主主義政党が取り入れた中道左派の政治路線の総称でもある。その他、共和党のレーガン政権のレーガノミクスに対抗する為に編み出された、アメリカのクリントン民主党政権の政治路線(クリントノミクス)なども指す。 イギリスでの第三の道[編集] マーガレット・サッチャーとその後継ジョン・メージャーの保守党政権による新自由主義政策の

    第三の道 - Wikipedia
    laislanopira
    laislanopira 2010/11/14
    社会民主主義の一種。しかし、思いやりのある保守主義だったのかもしれない
  • 1