アップルは新型コロナ禍のもとで工場の操業停止が相次いだことや、台湾をめぐる地政学的なリスクを織り込んで、中国からインドに生産拠点の移転を急いでいるとみられている。だが、インド企業が製造したiPhone用部品のうち、品質管理に合格しないものが50%にも上っていると報じられている。 アップルの中国依存解消には20年以上かかる可能性も 英Financial Times報道によると、インドのタタ・グループ傘下にある企業HosurのiPhoneケーシング(外装)工場では、生産ラインから流れてくるパーツの2つに1つしか、iPhone組立大手Foxconnに納入できる品質に達していないとのことだ。 この50%という歩留まりは、アップルが目標とする不良品ゼロ(歩留まり100%)をはるかに下回っているという。同社の海外事情で働いた経験のある2人は、Hosur工場では熟練度を向上させる計画を立てているものの、