あらすじ 1306年のスコットランド。ロバート・ザ・ブルースは自ら王に戴冠し、スコットランドの自由への大望を抱いていた。しかし、敗北を繰り返して軍は散り散りになり、スコットランドの貴族にも見捨てられて負傷した彼は、小さな農村に匿われる。村の若い未亡人と子供たちの看病によって死の淵から生還し、正しいことをするという決意を鼓舞して復讐ではなく自由の為に再び立ち上がる。(注1) ロバート・ザ・ブルースことスコットランド王ロバート1世(在位1306~1329)はスコットランド王国独立の英雄として知られる。スコットランドの名門貴族ブルース家の出身で、イングランド王エドワード1世によるスコットランド併合(1296年)に抵抗してウィリアム・ウォレス(1270頃~1305)らとともに独立戦争を指揮し、1306年にスコットランド王に即位した。即位直後は敗北を重ねてハイランド地方へ退却したが、1307年に再起