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直島と批評に関するlaislanopiraのブックマーク (3)

  • 12:瀬戸内国際芸術祭を観る(後編) - ART iT(アートイット)

    前編はこちら 瀬戸内を訪ねた9月初頭はまだまだ猛暑で、連日、滝のような汗で全身の水分を搾り取られるようだったが、今時はもう大分涼しくなったことだろう。前回は個々の展示について触れることができなかったので、後編では島ごとに気になった作品を見て行きたい。 鈴木康広「ファスナーの船」 留め具のような形状の船が海をファスナーのように開いて行く「ファスナーの船」(鈴木康広)をデッキで眺めながら最初に渡ったのは女木島だった。港に着くと、地図を片手にまずは福武ハウスを探す。辿り着いたのは現在、休校中の女木小学校と旧保育所を使っての展示だ。玄関を入ったところに、休校直前の学校の様子が写真で飾られていて気になる。こうしてかつての島の様子や離島が抱える問題について知るのも、この芸術祭の一部と言える。展示ではビル・ヴィオラ(ジェームス・コーハン・ギャラリー)と杉博司(ギャラリー小柳)に注目。前者はいつも通りの

  • 11:瀬戸内国際芸術祭を観る(前編) - ART iT(アートイット)

    9月の頭、早朝の便で空路、高松に入り、その日のうちに女木島、男木島と廻る。翌日は前に見逃していた直島の家プロジェクト、午後は小豆島。翌々日は朝から豊島、夕方から大島。最終日は直島のベネッセハウスでのシンポジウム参加を控え、軽い昼後に李禹煥美術館。日程上、前に訪れたことのある犬島は見送らざるをえなかったが、それにしても連日の猛暑のなか、ハードな行程だった。 小豆島 撮影:中村脩 しかし、それに見合うだけの収穫はあった。 オープン当初(斜面に立ち並ぶ今はなきパオや共同浴場がなつかしい! )から訪ねていた直島を除けば、どの島もまったく初めての体験だ。もっとも、その直島にしてもべネッセハウスがなければ一生涯で行くことがあったかどうか。越後有アートトリエンナーレもそうだが、これらの国際芸術祭は、訪れる人にとって美術体験である以前に旅であり、場合によっては巡礼に近い体験を提供する。90年代以降、世

  • 文化ブログ 『アートが創る熱い夏』~瀬戸内国際芸術祭2010「直島」を巡って~その1

    「美術手帳」、「PEN」、「旅」といった大手誌が増刊号や特集を組んで紹介している瀬戸内国際芸術祭。しかしそれらの記事は、「広告料」や「プレス待遇」といった「特別な関係」の中で書かれた記事であるだけに、当の意味での読者にとって行く価値のあるイベントかどうかが見えてこないものが多い。そこで今回の「文化ブログ」では、「広告料」や「プレス待遇」といった「特別な関係」のないフラットな視点からこの芸術祭が行く価値のあるものかをこの目で確かめてみた。 はっきり言ってこの瀬戸内国際芸術祭は、高い交通費や宿泊費を払っても行く価値があります。それは今回、日程の都合上、2日間で「直島」、「犬島」しか見れなかった中でも十分理解できるものだった。特に一部で「世界の直島」と言われている直島の凄さは、新たな芸術やアートの可能性はこんな風なものかもと思わせる程のものだった。 実際、直島を巡る前は、よくある「世界の○○」

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