[ロンドン 9日 ロイター] 男性射殺事件に端を発してロンドンから始まった暴動は英国各地に拡大。今回の一連の暴動では、参加する若者たちがソーシャルメディアを駆使して仲間を集めるなど、民主化を求めて若者が立ち上がった民衆革命「アラブの春」に共通する特徴も表れている。 8月9日、ロンドンで始まった暴動は英国各地に拡大。若者たちがソーシャルメディアを駆使して仲間を集めるなど、「アラブの春」に共通する特徴も。写真は8日、ロンドン東部ハックニーの店で商品を略奪する暴徒ら(2011年 ロイター/Olivia Harris) しかし、アラブ地域の若者たちが建設的な変化を望んだのに対し、英国の暴動は略奪行為や感情を爆発させることにフォーカスしている点など、明らかな相違点もある。 世界を見渡せば、失業率を悪化させた金融危機が、若者全体に自分たちが求めるものとは程遠い機会しか与えられていないと感じさせ、若者が