長さ170kmもあるSFめいた都市建設がサウジアラビアで実際に進められている。この途方もないプロジェクト。それは砂漠のど真ん中を横断する、スマートメガシティ「THE LINE」だ。 およそ1年半前の着工当時の映像では、広大な砂漠でたくさんの重機が動き始めたばかりだったが、今はどうなってるのか? 先日公開されたばかりの最新の現場の様子を見てみよう。
えっ、マジで! 世界一の超高層ビルの記録をドドンと塗り替える高さ1600メートル超の新計画承認2011.04.12 22:00 天にまで突き抜けろ! そう国王が叫んじゃったのかどうかは分かりませんけど、なんとサウジアラビアは紅海沿岸のジッダ(Jeddah)という都市に、実に高さ5280フィート(約1610メートル)に上る超高層ビル「キングダム・タワー」を建設する計画へゴーサインが出されちゃいましたよ。総工費は日本円にして軽く2兆円を超える300億ドル規模とのことですから、オイルマネーのパワーは凄まじいものがありますよね... 超高級マンション・ホテル・オフィスの3エリアが混在する形で天高くそびえるキングダム・タワーには、地上からトップの頂上階まで高速エレベーターで到達するまでに12分を要する見込みなんだそうで、まさにあらゆる意味で世界一の記録樹立が目指されるタワーになりそうです。 ちなみに
中東の国カタールで、心に残る建築に出会った。建築家I・M・ペイが設計した新しい国家的シンボル、《イスラム美術館》である。所蔵品も建築も世界最高峰のものでなくてはならなかったこの美術館、少なくとも建築に関しては望み通りの出来と言えるだろう。 すでにドーハのランドマークとなったイスラム美術館へは、ヤシの木の「参道」を歩いてアプローチする © Museum of Islamic Art 戦略としての開放性 アルジャジーラTV局を持つペルシャ湾岸のカタールは、豊富な天然ガスの恵みによって、開かれた文化政策を積極的に進めている国だ。この国策の開放性は、たとえば国家の威信をかけたこのイスラム美術館の建物に権威的な威圧感がまるでないこと、あるいは内部の空間構成が明快で、建物のどこにいても開放感を感じることなど、この美術館の建築としてのクオリティーにも表われている。ペイは施主である国王・王妃の理想をさまざ
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