経済・社会改革の一環で開かれた、大学内でのコンサートを楽しむサウジアラビアの人々。映画館の運営も間近=首都リヤドで3日、ロイター 【カイロ篠田航一】イスラム教の厳格な習慣・戒律を重視する体制下、娯楽が制限されているサウジアラビアで、来年3月にも映画館の運営が解禁される見通しとなった。ロイター通信などが11日報じた。サルマン国王(81)の実子で「次期国王」と目されるムハンマド皇太子(32)が主導する経済・社会改革の一環で、設置されれば約35年ぶりという。 サウジ文化情報省は「映画解禁は経済成長を促す」と強調した。上映内容については、イスラム的価値観からの逸脱の有無を事前検閲される見通し。