役に立たなくなった英国「さもありなん」というか、中国が音頭をとるアジアインフラ投資銀行(AIIB)に一目散に参加した英国を米国が見放す――。こんな特ダネ記事が英大衆日曜紙メール・オン・サンデー電子版(下)に掲載された。 メール・オンラインより米議会調査局(CRS)が今月、上下両院の議員に配布した非公開のブリーフィング・ペーパーで5月に行われる英国の総選挙の影響について分析している。 結論は「米国にとって優先課題と考えられる問題や関係すべてについて英国は確実に役に立つとはみなすことはできないかもしれない」と英国に三行半を突きつけた格好だ。 メール・オン・サンデー紙は、第二次大戦でチャーチル英首相とルーズベルト米大統領が築いた英米の「特別関係(special relationship)」は終わったと伝えている。 シリア否決が転機に5月の総選挙で再選を狙うキャメロン英首相は当初、人道的介入に積極