アフリカ最大の1億6555万人の人口を抱えるナイジェリア。その商都ラゴス郊外で、あるナイジェリア人家庭を訪れた。 日本の貿易商社、太陽インダストリーアフリカ(東京都中央区)に勤める現地社員、イシオマ・ワブエゼさん(25歳)の一家だ。イシオマさん一家は、ラゴスのいわゆる「中間所得層」で、その中でも裕福な方だ。住まいはラゴスのベッドタウンともいうべき「オバウォレ」という新興住宅街にある。イシオマさんを紹介してくれたのは、アフリカへの進出支援を手がけるアフリカビジネスパートナーズ(千葉県柏市)である。連載第1回は、イシオマさんの家庭を通じて、ラゴスに住む典型的な中間層の生活を覗いてみたい。