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街を歩くと、やたらインドカレーの店を見かけることが増えたと感じるのではないだろうか? 事実、インド料理店の名目でタウンページに登録されている飲食店は’07年の302件から‘14年の1773件と7年間で約6倍に増加(出典:タウンページデータベース)。 ⇒【資料】インド料理店登録件数推移 その原因として「在日インド人が増えたこと」「日本人のエスニック料理への関心が高まったこと」など、さまざまな言説が語られるが、そもそも根本的な理由は「出店コストの安さ」と指摘するのは経済評論家の平野和之氏だ。 「ラーメン店などは2000万円~3000万円程度かかることもざらですが、インドカレー店は1000万円程度で、居抜きで安くあげれば数百万円程度でも出店できる。その理由は立地です。粉ものの業態は、飲食店の場合は1階であることが必須条件ですが、インドカレー店ならば賃料の安い雑居ビルの2階以上や路地裏などでも
時宜を得た本だ。わが国の最大の政策課題は、少子高齢化対策、即ち人口問題にある。本書は、なかなか一筋縄ではいかない結構厄介な人口問題の全貌を、広く高いスパンから一望のもとに俯瞰するまたとない入門書である。 「人間の歴史を通して、人口は繁栄、安定、安全と同義だった。」本書はこの胸のすくような一文から始まる。期待が否が応にも高まる。世に竜頭蛇尾の本は絶えてないからだ。本書は6章から成る。「第1章 人口成長の空間と戦略」では、r戦略、K戦略から説き起こし、3つの大きな人口サイクル(人類の登場から新石器時代へ、新石器時代から産業革命へ、産業革命から現在まで)が示される。「第2章 人口成長:選択と制約の間で」では、狩猟採集から農業への移行に伴い、死亡率は上昇(栄養と疾病両面で)したが出生率がそれを上回ったという指摘がなされる。そして、ペストやインディオの悲劇など人口に係る歴史的な大事件が語られる。アイ
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