中東エルサレムのイスラエル博物館に展示されている古代の供物台。イスラエル考古学庁提供(撮影日不明、2020年6月2日提供)。(c)Laura Lachman / Israeli Antiquities Authority / AFP 【6月4日 AFP】古代イスラエル人たちが宗教儀式の際に精神活性化のために大麻を使っていた可能性が非常に高いことが、テルアビブ大学(Tel Aviv University)考古学研究所が発表した論文で明らかになった。 大麻使用の形跡が発見されたのは、現在イスラエルが占領下に置くパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)の南に広がるネゲブ砂漠(Negev Desert)にある紀元前8世紀のテルアラド(Tel Arad)遺跡。 考古学チームは、この大麻の存在は、「ユダ(Judah)王国における宗教的儀式の一環として、精神状態を変化させる物質を使用していた