広島と長崎に投下された原爆について、イスラエル政府の高官が「日本が侵略行為の報いを受けただけだ」などとインターネット上に書き込み、日本側が抗議していた問題で、東京にあるイスラエル大使館は「多くの人の心情を傷つけた」として陳謝しました。 この問題は、イスラエル政府の高官のダニエル・シーマン氏が今月6日、広島で行われた原爆の犠牲者を追悼する平和記念式典について、「独りよがりの追悼式典にはうんざりだ。広島と長崎での原爆投下は日本が侵略行為の報いを受けただけだ」などとみずからのフェイスブックに書き込み、現地の日本大使館が「極めて配慮を欠く内容だ」として抗議していたものです。 これについて東京にあるイスラエル大使館はコメントを発表し、「シーマン氏によって書き込まれた発言は受け入れ難く、イスラエルの公式な立場を代表するものでは決してない」としたうえで、「イスラエルは原爆という悲劇に見舞われた日本の犠牲