米メディアは21日、過激な社会風刺で有名なアニメ番組「サウスパーク」が先週、クマの縫いぐるみに入ったイスラム教預言者ムハンマドを登場させ冒涜したとして、過激なイスラムサイトがアニメ制作者への脅迫文を掲載したと報じた。 4月14日に放映された同番組では、イエス・キリストや釈迦ら世界の主要宗教の創始者らが一斉に登場。ムハンマドだけは「検閲」との文字で姿を隠し、トラックで別の場所に移動後、クマの縫いぐるみを着て出てきた。 「レボリューション・ムスリム・コム」は18日、イスラム女性の虐待を描いた映画を作成し、2004年に殺害されたオランダ人映画監督テオ・ファン・ゴッホ氏の死体の写真を掲載。サウスパークの制作者に「愚かな行為で、テオ・ファン・ゴッホ氏のようになる」と脅迫した。同サイトは、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者や、自爆などの「殉教」を称賛する過激な内容だという。(共同