芳文社「まんがタイムきらら」で連載され、去年はアニメ、今年はテレビドラマがスタートする大熊らすこ氏の漫画『星屑テレパス』。この作品の舞台は、静岡県静岡市にある風景や建物をモデルにしていることでも知られている。 【画像】駿河湾を一望できる清水区、ドラマ化も控える新聖地に行ってみた(写真5枚) 昨年11月には星屑テレパスに登場する灯台のモデルである清水灯台の特別公開が実施され、多くのファンが訪れた。静岡市の観光地といえば徳川家康にゆかりのある駿府城、浅間神社、久能山東照宮、そして世界文化遺産に指定されている三保松原、『ちびまる子ちゃん』の世界を再現したちびまる子ちゃんランドが思い浮かぶが、それらと全くつながりのない清水灯台が注目され始めたのだ。「聖地効果」の大きさを物語る現象である。 そしてこれは、「アニメ不毛地帯」と言われてきた静岡県の分岐点と言える。 「絵に描いたような港町」の灯台清水灯台