観客動員数は500万人を超え、興行収入もシリーズ最高を更新中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。4月29日には先日放送された『プロフェッショナル』(NHK)の拡大版『さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~』のオンエアが決定するなど、公開から1カ月以上経った今もまだ話題を呼んでいる。 新千歳空港国際アニメーション映画祭のアーティスティック・ディレクターで、アニメーションのプロデュース、配給を手がける株式会社ニューディアー代表の土居伸彰氏は、「エヴァは、アニメーション云々に収まるものではなくて、人の人生のひとつのピースとなるような作品」だという──。 ※この記事は映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の結末までの内容を踏まえて書かれたものです。未見の方はご注意ください。 14歳のとき、碇シンジと完全にシンクロしていた 僕が『エヴァンゲリオン』と出会ったのは1995年のテレビシリ