ファーストリテイリング(山口県)が展開する「ユニクロ」は現在、売上高世界3位のポジションにあるが、時価総額では、世界最大のカジュアル衣料チェーン「ZARA」を擁するスペインのインディテックス(Inditex)に肉薄している。しかもユニクロは、巨大市場である中国で絶大な存在感を持つ。絶好調にみえるユニクロに隘路はないのだろうか――。 2017年1月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) コロナ禍直撃から一転、今期は業績V字回復か ファーストリテイリングの2020年8月期通期決算における売上収益(売上高に相当)は、2兆円を維持した。コロナ禍に伴う店舗の休業、消費者の外出自粛により消費が落ち込んだ影響により、19年8月期に比べると約12%の減収だった。 しかし決算発表の場で、取締役上席執行役員CFOの岡崎健氏は、「中国大陸をはじめとするグレーターチャイナ事業が計画を上回るペー
株式会社ファーストリテイリング (284KB) to English page to Chinese page 連結業績 グループ事業別業績 【決算ハイライト】 ■2021年8月期第1四半期の連結業績:営業利益は大幅増益、計画を上回る 売上収益は6,197億円、前年同期比0.6%減、営業利益は1,130億円、同23.3%増と減収、大幅な増益。売上、営業利益ともに計画を上回る。 国内ユニクロ事業、グレーターチャイナのユニクロ事業が大幅増益、ジーユー事業が増益と好調な業績。 金融損益に為替差損など59億円を計上、赤字継続事業の業績悪化による税金負担率の上昇などにより親会社の所有者に帰属する四半期利益は703億円、同0.7%減。 ■国内ユニクロ事業:売上好調で粗利益率、販管費比率が改善し、大幅増益。計画を大幅に上回る 売上収益は2,538億円、前年同期比8.9%増、営業利益は600億円、同55.
「ユニクロ(UNIQLO)」などを運営するファーストリテイリングの2020年9~11月期決算(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比0.6%減の6197億円となったものの、営業利益は同23.3%増の1130億円と大幅な増益となった。国内と中国本土、台湾のユニクロ事業が増収増益で全体に寄与。ルームウエアなどで在宅需要をつかみ、コロナの勝ち組の道を突き進んでいる。 国内ユニクロ事業の売上収益は同8.9%増の2538億円。値引き抑制などが効いて営業利益は同55.8%増の600億円だった。既存店売上高は3カ月間で同7.3%増。引き続き12月も同6.2%増と、休業が明けた6月以降、一度も前年実績を割り込んでいない。 売れ筋はルームウエアや“ヒートテック毛布”、テレビCMで打ち出した“スマートアンクルパンツ”など。11月に発売した「+J」やその他のコラボレーション商品も話題を集め、「新
ファーストリテイリングの19年8月期決算は国内ユニクロの上半期の苦戦を海外ユニクロとジーユーの好業績がカバーして過去最高の業績となった。決算説明会では国内ユニクロのEC売上高が32.0%増の832億円、グローバルでは2583億円と発表して『ECを本業にする』と宣言したが、EC売上高はグローバルSPA最下位に甘んじており、課題の克服が急がれる。 ほぼ満点の優等生決算だが ファーストリテイリングの19年8月期連結決算は売上収益が7.5%増の2兆2905億円、営業利益が9.1%増の2576億円と過去最高業績を更新。売上総利益率こそ48.9%と前期から0.4ポイント低下したが、RFIDタグの導入やセルフレジの拡大で販管費率を0.1ポイント改善して増益を確保した。 国内ユニクロこそ売上収益が0.9%増の8729億円と足踏み、営業利益は13.9%減の1024億円と減益となったが、海外ユニクロの売上収益
HOME > グループ事業 > グループ企業ニュース > 2021年春、日本屈指の人気観光スポット 浅草にユニクロの大型店「ユニクロ 浅草店」をオープン 株式会社ユニクロ to English page ユニクロは2021年春、東京・浅草に、ユニクロのLifeWearを体感いただける大型店舗「ユニクロ浅草店」をオープンします。この店舗は、観光のお客様のみならず、地元のお客様もよく行き来する浅草の中心部に位置し、地上1階と2階の2フロアで、メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビーの商品を展開する予定です。 浅草は、長い歴史と下町文化が感じられる稀有な街です。ユニクロは、浅草という街の特性を活かし、地域の方々と協業することで、地域のさらなる活性化に貢献したいと考えています。これまで浅草エリアにあったユニクロ店舗をスクラップ&ビルドした、600坪の新たな大型店としてより便利で、ユニクロの商品やサービス
前回、売らない店が増えていること、それがサプライチェーンの短縮化を狙ったものであるものの、肝心のEC時代のリアル店舗の位置付けがまだ明確化している企業が少ない点について解説した。そして、デジタル化で広告宣伝費を増やすほど利益が減るメカニズムについても明らかにした。今回は、その続き、いよいよデジタル時代における店舗の役割とは何か、について説明したい。 ユニクロが世界の大都市に大型店を出店する理由を、デジタル化の流れという文脈で読み解く(2020年 ロイター/Shannon Stapleton) 情報に対して受け身になる私たち スマホとインターネットの普及によって、私たちは気軽に情報にアクセスできるようになった。アプリはますます高度化し、ネットの世界にある良質な情報を集め、高付加価値を持つ情報に簡単にアクセスできるようなった。しかも、我々の閲覧履歴からAI が分析し、例えば、私の場合、アパレル
「家族重視・生活様式の変化」にフォーカスした取り組みでは、ベビー服のカテゴリー「GU baby」を新たにローンチ。セパレートのコーディネートに見えるカバーオールやレギンスとサルエルパンツを組み合わせた「サマナルパンツ」などを販売する。このほか「おうち時間」で需要が高くなったことを受けて開発した蜂蜜やラベンダー、レモングラス、ミントの成分を塗り込んだ「美容パジャマ」や在宅ワークに適したウォッシャブルのカジュアルセットアップなどが揃う。 「健康・安心・快適志向」を軸にした施策では、機能性とファッションを兼ね備えたマスクを使用し、マスクを含めたトータルコーディネートの提案を強化。会場ではジーユーの店舗専属のファッションアドバイザー「おしゃリスタ」と、柚木治代表取締役社長が新作アイテムにマスクを取り入れたスタイリングを披露した。コスメブランド「フォーミーバイジーユー(#4me by GU)」からは
11月13日の金曜日、ユニクロ公式サイトのサーバーがダウンした。おびただしい数の消費者がユニクロのサイトにアクセスしたからだ。満を辞して、9年ぶりに再販する「 + J」 販売開始日である。 ダウンしたのはサーバーだけではない。日本中のユニクロの店に人が殺到し、整理券は2時間待ち。まるでディズニーランドのようだ。旗艦店舗である銀座店では入場制限をし、100人以上が行列した店は数知れず、名古屋店ではごった返して「地獄絵図」と言われたほどだった。 この「+J」でユニクロは何を成し遂げようというのだろうか? 11月13日に発売開始されたユニクロの「+J」。各地で完売が続出した 9年前、消えた「+J」の理由 冒頭で示したように、日本国内で大混乱を巻き起こすほど、多くの人を魅了する 「+J」とは、世界的ブランド・ジルサンダー(Jil Sander)を立ち上げたデザイナー、ジル・サンダー氏とユニクロ(U
ユニクロは11月13日、デザイナーのジル・サンダー(Jil Sander)氏とのコラボレーションライン「+J」を発売する。同コラボは2009年10月1日のパリ・オペラ旗艦店オープンに合わせてスタートし、11年秋冬まで5シーズン継続。今回は9年ぶりの販売となる。サンダー氏以降、同社はパリR&Dセンターを率いるクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)を始め、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)、アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)など、世界のトップデザイナーとの協業を重ねてきた。数々のコラボを担当してきた勝田幸宏ファーストリテイリング執行役員ユニクロR&D統括責任者に、サンダー氏との“再会”について聞いた。 勝田幸宏/ファーストリテイリング執行役員ユニクロR&D統括責任者:(かつた・ゆきひろ)伊勢丹、米バーニーズ ニューヨーク、ラル
2030年のアパレル業界はどうなっているだろうか。グローバルベースでは何が起こり、それに合わせて日本市場はどう変わっていくのか。大量生産からの転換はあるのか、またアパレル企業が生き残るため主要KPIは何にとって変わられるのか?変化の諸相を読み解いた。 (2019年 ロイター/Issei Kato) 10年以内にユニクロが世界一になる理由 「ユニクロに勝てるアパレルがでてきますか?」 ビジネススクールでの授業の一コマ。私が教鞭をとっていたところ、ある生徒によって私に投げかけられた質問だ。 私はこう答えた 「出てこない。ユニクロはいずれZARAを抜かして世界一になる。もっと分かりやすく言おう」 「地球を真ん中で半分に線を引いてほしい。その線の上は成長は止まり成熟経済となる。その線の下は成長経済となる。線の上は、欧米と日本。線の下はアジアだ」 私は続けた。 「ZARAは、線の上に店をたくさん持っ
株式会社ファーストリテイリング to English page ファーストリテイリングはこのたび、プレミアムデニムブランドJ Brandのビジネスモデルを戦略的に見直し、直接販売に転換することを決定しました。2021年夏のコレクション以降、販路をファーストリテイリンググループでの直接販売に集約します。 ファーストリテイリング グループ上席執行役員兼J Brand会長の柳井一海は、「市場環境は厳しさを増していますが、今回の戦略的転換によって、J Brandは再び活力にあふれるブランドの姿を取り戻します」と述べています。 2016年に米国カリフォルニア州ロサンゼルスに開設したジーンズ研究開発施設「ジーンズイノベーションセンター」は引き続き、持続可能で革新的な次世代デニムの開発に取り組み、今後のJ Brandの商品群を含む、ファーストリテイリンググループのグローバルなデニム生産体制をサポートして
「WWDジャパン」「WWDJAPAN.com」編集部では現在、11月9日発売の「無印良品」特集の取材や編集作業を進めています。同特集に反映するために、読者の皆さんに「あなたにとって『無印良品』の定番は何ですか?」などを尋ねるアンケートも行っています。まだご回答されていない方は、是非こちらからご協力ください(10月25日回答締め切り)。 さて、今回の「無印良品」特集ですが、キーワードはずばり“ソーシャル(な)企業”です。そんなふうに書くと「“ソーシャル企業”って一体何のこと?」という声が多数聞こえてきそうですが、端的にいえば、会社という経済活動を通して、社会の課題解決に臨む姿勢を持った企業のことでしょうか。コロナ禍を経て価値観が大きく変わった社会では、自社や株主だけの利益を短期的に追求するような企業はもう支持されない。他を利することができる企業が長い目で見て成長していく――。ESG(環境、社
ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。大手専門店の2020年3〜8月期決算が出そろった。日本発のグローバルSPA(製造小売り)として存在感を強める「ユニクロ」のファーストリテイリングと、「無印良品」の良品計画の業績比較から分かったこととは? 10月8日の良品計画(6カ月変則決算)に続いて15日にはファーストリテイリングも2020年8月決算を発表したが、コロナ禍の両社の業績は明暗を分けた。国内事業とアジア事業の早期回復にECの拡大も加わってダメージを最小限に抑えたファーストリテイリングと、欧米事業の悪化とコロナ前からの過剰在庫で深手を負った良品計画の格差が一段と広がった。 ファーストリテイリングの2020年8月期連結決算は、コロナ禍の下半期も売上収益が前期比(以下、同)21.8%減、営業利益も126億円の黒字に踏みとどまり、通期の売上収
セオリーとコントワー・デ・コトニエの売場が、 グローバル旗艦店「UNIQLO TOKYO」に登場 ~UNIQLO TOKYOのコンセプト 「LifeWearのすべてをここに」 の実現に向けて~ 株式会社ファーストリテイリング to English page ファーストリテイリンググループのセオリーとコントワー・デ・コトニエは、10月23日(金)、ユニクロのグローバル旗艦店「UNIQLO TOKYO」の1階と2階の一部に、売場をオープンします。 日本随一のショッピング街、銀座・有楽町エリアにおいて、新しいお買い物スポットとして認識されつつあるユニクロのグローバル旗艦店「UNIQLO TOKYO」は、銀座・有楽町を訪れるお客様に向けて、「LifeWearのすべてをここに」をコンセプトに、最新の商品を発信し、世界最高のサービスを実感していただける店舗として、今年6月にオープンいたしました。 "L
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