日本列島に沿って南側を流れる黒潮。他のさまざまな海洋エネルギープロジェクトと共に、この黒潮の海流エネルギーを取り出す研究開発が始まった。直径40mのタービンを2つ取り付けた長さ100mの浮体物を海底にケーブルで係留するという壮大なプロジェクトだ。商業化の暁には出力800MWという巨大な海中発電所が完成する。 地球表面の約7割を覆う海洋。海洋には巨大なエネルギーが秘められている。海洋エネルギーの源は太陽光と、地球に働く太陽や月の引力の差によって生じる潮汐力だ。2種類のエネルギーは、海水に吸収されて波、潮の満ち引き(潮流)、海流、海洋温度差などの海洋エネルギーに姿を変える。 海洋エネルギーを何とか取り出せないか、古くから研究が続いている。例えば、波力発電は、1799年にパリのムッシュー・ジラール(Monsieur Girard)とその息子によって特許が申請されている。しかし、長い間実用にはなら
第10管区海上保安本部(鹿児島)は2日、熊本県水俣市沖の八代海の水深約30メートルの海底に、ほぼ同じ大きさと形状の「海丘」約80個が密集しているのを発見したと発表した。同本部は「なぜこのような地形になったかは分からないが、極めて珍しい海底地形。身近な海にもまだまだ不思議なことがある」と話している。 海丘は海底が円すい形に盛り上がった地形で、高さが1000メートル以下のもの。見つかった海丘はすべて直径約50メートル、高さ約5メートル。水俣市から西南西約10キロの海底に、南北約2キロにわたって並んでいる。大きさなどから人為的につくられた可能性は低いという。 同本部の測量船が平成16年秋に海底地形調査をした際に発見し、今年2月、潜水調査した。海丘は表面全体がカキの仲間などの貝類で覆われているのに、周辺には貝類がほとんど生息していないことも謎の一つ。内部は砂や泥でできていた。
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