味の決め手、ローストの種類 コーヒーの焙煎は浅いほど酸味が不安定で変化しやすく、味が安定しません。日本では中炒りが主流となっていますが、嗜好の多様化と共に深炒りも市場に出回るようになりました。 ●浅煎り ・ライト…黄色がかった小麦色 ・シナモン…シナモン色 ●中煎り ・ミディアム…栗色、色・香りは良好で、適度な苦味・酸味があります。 ・ハイ…標準的な焙煎で、色・香は良好で、苦味がやや強く、少しの酸味があります。 ・シティ…色・香りは良好で、苦味が強く、少しの酸味があります(シティとはニューヨークシティからきたものです) 品種ごとの風味の特徴 以下に示すのは、おおよその風味の違いですが、それぞれの焙煎の度合いによって多少違ってきます。 ●酸味の強い豆 アラビアモカ、グアテマラ、キリマンジャロ、コロンビア、ハワイコナ、メキシコ、エルサルバドル(高地産)、ケニア、コスタリカ(高地産) ●苦味の強