Ｆ１５戦闘機、１８０機が退役の危機 航空兵力の縮小も - MSN産経ニュース【ワシントン＝山本秀也】米主力戦闘機Ｆ１５の安全点検を進めていた米空軍は、胴体部分に構造上の問題がみつかった同型機を最大１８０機退役させる方向で検討に入った。米空軍の保有する同型機の２５％に相当する量であり、航空戦力のダウンのほか、後継のＦ２２の調達コストをめぐる問題も取りざたされ始めた。 米紙ロサンゼルス・タイムズなどが伝えた。昨年１１月の空中分解事故を受けた空軍の安全点検で、大半の同型機はすでに復帰したものの、これまでに１６０機で胴体の骨にあたる部分に金属疲労によるヒビを含む問題点が見つかった。空軍当局は別の２０機についても厳密に点検を進める。 Ｆ１５の運用にかかわる米空軍のコーレー大将はＣＮＮテレビに対し、平均２５年を超える機体に構造上の問題が明らかになったとして、「同型機の一部は現役復帰は難しい」と語った。 ミズーリ州で昨年１１月初めに起きた事故は、高速で旋回しようとした戦闘訓練中
