【ニューヨーク=山本正実】経営難から身売り交渉を始めたと伝えられる米大手証券リーマン・ブラザーズ問題を協議するため、ニューヨーク連邦準備銀行で12日夜、米主要金融機関のトップや金融当局首脳を集めた緊急会議が開かれた。 米証券取引委員会(SEC)の発表文やウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)の報道によると、モルガン・スタンレーのジョン・マック最高経営責任者(CEO)、メリルリンチのジョン・セインCEOなど米大手銀行・証券のトップに加え、ポールソン財務長官、ニューヨーク連銀のティモシー・ガイトナー総裁、SECのクリストファー・コックス委員長らも出席している。 リーマンの身売りを含む今後の対応策を検討したとみられ、週末も継続される見通しだ。