国民的アイドルAKB48のCDに珍現象が起きている。数日前に発売され、早くもミリオンセラーのCDが、ネットオークションでタダ同然で取引されているのだ。多くは複数枚のセットで金額は1枚あたり百数十円。少なくとも1000枚程度が出品されているとみられる。一体、どういうことなのか。 異常な低価格でネットオークションにかけられているのは、10月27日に発売されたばかりのシングルCD「Beginner(ビギナー)」(1600円)。初回出荷枚数は103万枚で、発売1週間で82・7万枚を売り上げ、オリコンランキングで年間1位にも躍り出た。 シングルの初動売り上げでは、1999年11月発売の宇多田ヒカル(27)の「Addicted To You」以来のミリオンセラー。18枚目のリリースとなるAKBにとっても過去最高だ。 だが、オークション出品者はみな、購入直後にCDを大量に“投げ売り”している。