若手のときに、研修などを通じてプレゼンテーションやロジカルシンキング、あるいはビジネスマナーなどを学ぶことはあるでしょう。しかし、メモのとり方について、誰かが教えてくれるということはほぼありません。 そのため、「メモは仕事に不可欠のものでありながら、『残念なメモ』をしてしまっている人も多い」と指摘するのは、コクヨ株式会社のワークスタイルコンサルタントであり、著書『考える人のメモの技術』(ダイヤモンド社)が注目されている下地寛也(しもじ・かんや)さん。残念なメモを正しいメモにするにはどうすればいいのでしょうか。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/石塚雅人 メモすべきことをメモできない「残念なメモ」 「残念なメモ」が発生してしまうふたつの要因 メモによって自分の成長イメージをつねに再確認する メモすべきことをメモできない「残念なメモ」 「残念なメモ」は、だいたいが「全部メモ」「尻切れトン