チケットで入場、記者席ではなくゴール裏でJ3レノファ山口FCのホームゲームを体感してきた後藤勝。はたして維新百年記念公園陸上競技場の実態とは。 ▼ノイズ好きだった人がいつのまにか 11月14日、明治安田生命J3リーグ 第38節、レノファ山口FC対Jリーグ・アンダー22選抜を観てきた。 山陽新幹線の停車駅である新山口駅から朱色のキハ40系と思しきディーゼルカーに揺られ、JR山口線矢原駅を降りると、降雨のせいで辺りは薄いもやに包まれていた。ただでさえのんびりした風景がより幻想的で、妖精さんが出てきそうな趣があった。 旅情あふれる単線の踏切を渡り、一本道を歩くと、左奥に維新百年記念公園陸上競技場の、美しい曲線を描く白い屋根が見えてくる。あまりに大きいので、その威容が眼に入ってから公園の入口に到着するまで少し時間がかかった。正面玄関付近で待ち構えていたのは山口のサポーター「専門」さんだ。頼んでおい