2022年のFIFAワールドカップ(ワールドカップ)が、「アルゼンチン優勝」をもって閉幕した。今大会は、2018年 ワールドカップロシア大会で初めて採用されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のさらなる進化により、属人性を排除した試合展開が可能になるなど、「テクノロジー」が注目された。では、なぜこうしたテクノロジーをFIFAは採用することになったのだろうか? FIFAとワールドカップをテクノロジーの視点で紐解いてみよう。 一般社団法人SPACETIDE共同創設者・理事兼COO。宇宙ビジネス分野やテック系ベンチャーによるオープン・イノベーションを主領域とした事業支援やビジネス・アクセラレーション、産業政策提言等の活動に従事。ライフワークはサッカー観戦。FIFAワールドカップを2002年以降6大会連続で現地観戦している他、スポーツビジネスにも造詣が深い。東京大学スポーツマネジメントスク