☆mediopos-2576 2021.12.5 ティモシー・モートンのいう 「エコロジカルな自覚」とは 「A=A」という「自同律」を 自明のものにしないことだという インドの伝統的な思考に Aでも 非Aでも Aかつ非Aでもなく Aと非Aのどちらでもない といいうテトラレンマというのがあるが モートンのエコロジカルという エコのロジックは 一見言葉の遊びのようにさえ思える そんなテトラレンマのようなロジックで 「言葉と思考」を転回させようとしている それを「自覚」に導く主体は 「強い主体」ではない 主体はむしろ弱くされることで 「遊び」へと向かうことができる 主体を弱くすることで むしろ自覚は深められ 自在で柔軟な主体となり 「環境」と響き合えるようになる 「正しさ」「正義」「真理」などは 強い主体でしか主張しえないことだが そうすることでわたしたちは みずからを「環境」から遠ざけてしま