タグ

レビューと書籍に関するnorth_godのブックマーク (2)

  • 人喰いグマVS老婆49人、時間無制限『デンデラ』デスマッチ - エキサイトニュース

    すごいアイデアというのは、概要をきかされただけでもパーッと全部が見えたりするものだ。たとえばそれが小説だったとしても同じことで、舞台設定をきいた瞬間に「それは誰が書いても絶対におもしろい作品になる!」というのがわかったりすることがある。 三島賞作家の佐藤友哉が『デンデラ』という作品を発表したときにも、そんな衝撃を受けた。それはこんな設定だ。 舞台はどこかの寒村。この土地では口減らしのため、70歳になった老人を雪深い山に棄てるという風習がある。主人公、斎藤カユも70歳になったので、とうとう棄てられることになった。ところが、山の棄て場で気を失っていたはずのカユは何者かの手で助け出された。 なんと、山をはさんで村とは反対側の場所に、これまで棄てられてきた老婆たち49人がひそかに生き延びて、デンデラと呼ばれる集落を形成していたのだ。 すげえ! まず、この設定だけで心をつかまれてしまう。ところが、こ

    人喰いグマVS老婆49人、時間無制限『デンデラ』デスマッチ - エキサイトニュース
  • 娯楽業界の苦しい今。「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ) - 深町秋生の序二段日記

    ノンフィクションライター・安藤健二の新作「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)」を読んだ。タイトルがすべてを表しているが、パチンコ業界とアニメ業界の両方の現状を描き切った、安藤健二の新たな代表作だと思う。 「封印作品の謎」でセンセーショナルなデビューを果たした著者だが、デビュー当時からミステリファンの読者が多かった。表現の自由をむしろ潰すほうに回っていた事実に気づいた著者が、新聞記者という職を捨て、なぜ世間から封印される作品が生まれるのかを追ったデビュー作は、まるでヴァクスやルヘインといったネオ・ハードボイルド作品のようだった。円谷プロや藤子不二雄といった強大な敵にひとりでぶちあたるところは、いかにも己しか頼るものがない一匹狼の探偵という感じ。 こうなるとミステリ作品と同じで、敵が強大であればあるほど、読み手にとってはうれしい。今回はパチンコ業界という、秘密主義かつ複雑怪奇な利権がご

    娯楽業界の苦しい今。「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ) - 深町秋生の序二段日記
  • 1