東日本大震災による津波で、全国2位を誇る宮城県のカキ出荷量は前年比6%にまで落ち込んだ。奇跡的に無事だった同県石巻市尾ノ崎地区のカキが、都内に出荷される。このカキを育てた養殖業の坂下健さん(72)清子さん(67)夫妻は「津波に耐えた『強運のカキ』です」と購入を呼びかけている。 (井上圭子) 坂下さんによると、津波はカキの稚貝を仕込んだ直後に襲った。尾ノ崎地区も壊滅したが、坂下さんのカキ棚は五台(一台にカキ二千百六十個)のうち三台が残った。
防護服に身を包む。 6月20日、早朝、私は高邑勉議員(民主党・衆院議員)と福島原発20キロ圏内(警戒区域)に向かった。高邑議員とは以前から遺骨収集活動でご縁があり、エベレストから帰国後に再会した際に「野口さん、20キロ圏内に取り残されている家畜が政府の方針により殺処分されている。私は何度も現場に通っていますが、あの動物達の鳴き声が耳から離れないんです。何とか助けたい。殺さずに生かしていく方法があるはずです」と訴えていた。 震災後、何度か被災地入りしたものの、私が訪れたのは三陸地域(陸前高田市、気仙沼市、山田町など)であり、福島ではない。同じ被災地でも三陸地域と福島とでは被害の内容が大きく異なる。震災後(4月10日から)、エベレスト登山のためにしばらく日本を離れたが、エベレストにいながらも気持ちは日本にあった。私が訪れた被災地は今どうなっているのだろうか?そして原発事故が起きた福島県は?エベ
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