九州大の学生や教職員らが使うパソコン(PC)が、米マイクロソフト社の基本ソフト「ウィンドウズ10」の更新による影響で正常に動かなくなったり、動作が遅くなったりするトラブルが相次いでいることが分かった。大学が提供するセキュリティー対策ソフトが更新に対応できていなかったことが原因。大学側は全ての学生、教職員にメールで注意喚起し、対策ソフトの削除などの対応を呼び掛けている。 九大によると、5月末から学生や教授らから1日数十件の問い合わせがあり、これまでに約500件のトラブルを確認。ウィンドウズ10の更新に対策ソフトが対応しておらず、自動更新されたパソコンで不具合が起きたという。サーバーなどのシステムには影響がなかった。 対策ソフトの使用は任意で、大学側がソフトを提供していたのは学生や教職員らの約2万3000台。今後、ウィンドウズ10の更新に対応した対策ソフトに順次更新するという。九大情報統括本部
Windows 10を搭載したパソコンがネットワーク上のNAS(ネットワーク接続ハードディスク)につながらなくなるというトラブルが相次いでいる。引き金となったのは、Windows 10に半年に一度のペースで提供される「Future Update」という定期アップデート。2017年9月から公開されているこのアップデートで、Windowsのファイル共有プロトコル「SMB(Server Message Block)」の初期バージョンv1が標準で無効になったことが原因だ。 一部のNASではSMBv1しか使えないのに、Windows 10では無効化されてしまったことで「つながらない」というトラブルが発生したのだ。とはいえ、Windows 10を搭載したすべてのパソコンで同様のトラブルが発生するわけではない。つながらないのは新規に導入したパソコンなどごく一部だ。なぜ、パソコンによってこうした違いが発生
日本マイクロソフトは2017年10月12日、10月11日(米国時間10月10日)に公開した更新プログラム(パッチ)で一部に不具合が発生していることを明らかにした。法人ユーザーのうち、Windows Server Update Services(WSUS)を利用している一部で発生している。一般消費者での不具合の発生は確認されていない。 日本マイクロソフト広報は「アップデート後の再起動でログインできなくなるといった事象を確認している」と説明する。問題が発生する恐れがあるのは、以下の2つの更新プログラム。 KB4041676(Windows 10 version 1703の月例セキュリティ更新プログラム) KB4041691(Windows 10 version 1607の月例セキュリティ更新プログラム) 不具合が発生する条件、原因などは調査中という。更新プログラムの配信停止は実施していない。更
Windows 7/8.1のNTFSで、WebページからOSを停止させることの可能なバグが発見された(Ars Technicaの記事、 Aladdin RDのブログ記事、 The Vergeの記事)。 NTFSのマスターファイルテーブル(MFT)は、ルートディレクトリの「$mft」というファイルに格納されている。このファイルはファイルシステム上から参照することはできず、ファイル名を直接指定して開こうとしてもアクセスは拒否される。ただし、「C:\$mft\123」のようにディレクトリ名として指定してアクセスすると、新たにプログラムが起動できなくなったり、BSoDが発生したりする。 これはディレクトリとして$mftを開くために排他アクセスを取得し、ディレクトリでないことが判明した際に$mftのERESOURCEを解放してしまうことが原因となっているようだ。そのため、Windowsを再起動しない
2017年5月12日頃から、世界各地でランサムウェアに感染する被害が相次いで報告されています。ランサムウェアはWannaCry等と名前が付けられているもので、これに感染する原因として、Windowsの脆弱性、及びその脆弱性を用いたNSAが開発したツールが関係している可能性があると各国のCSIRTやセキュリティベンダが注意喚起等を公開しています。Microsoftは今回の感染事案を受け、WindowsXPなどのサポートが切れたOSを対象とした緊急の更新プログラムも公開しました。 ここではこの世界中で発生したランサムウェア WannaCry の感染被害などについてまとめます。 インシデントタイムライン 以下は主に国内の関連事象を整理したもの。 日時 出来事 2016年9月16日 MicrosoftがSMBv1の使用停止を強く推奨する記事を公開。 2017年1月16日 US-CERTがSMBv1
By Alain Bachellier パリ郊外に位置するオルリー空港ではシステム障害により滑走路が一時的に閉鎖されるという事態が発生していたのですが、その原因がWindows 3.1の障害にあったことが明らかになっています。 Windows 3.1 crash brought a French airport to its knees http://www.neowin.net/news/windows-31-crash-brought-a-french-airport-to-its-knees Windows 3.1 Crash Shuts Down French Airport | Digital Trends http://www.digitaltrends.com/computing/windows-3-1-crash-puts-french-airport-out-of-com
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 情報を盗むトロイの木馬が含まれたバージョンのオープンソフトウェア「Putty」のクライアントが出回っていることが明らかになった。 Symantecの研究者によれば、開発者のプライバシーや安全性を侵害する可能性のある、オープンソースSSHクライアントPuTTYの非公式バージョンが配布される事例が見つかっている。 Simon Tatham氏が開発したPuTTYは、世界中のウェブ開発者、管理者、ITスタッフに利用されている。このクライアントは協調作業やITプロジェクトの作業で使われており、暗号化された接続を通じてリモートサーバに接続するのに使用される。 しかし、今回はPuTTYのオープンソースであるという性質が悪用された。 トロイの木馬バージ
【日本の議論】東電無謀「サポート切れOS更新しない」節約、無駄遣い監視の会計検査院が異例の「お金使え」 「そんなことはするべきではない」-。省庁や国の補助金を受ける団体に対して、ムダ遣いを厳しく指摘する会計検査院。しかし、逆に検査院が疑問視したのは、東京電力がやろうとしたコストカット策だった。ほめられるはずの節約なのに、なぜ…。それは、東電が当初、サポートの終了したコンピューターの基本ソフト(OS、オペレーションシステム)を使い続けようというプランを立てていたからだった。検査院はテロの脅威なども挙げながら、苦言を呈した。 「XP」のままでもいける 会計検査院は国会や内閣、裁判所から独立し、税金などが正しく使われているかどうかをチェックする機関。検査対象は各省庁や国が出資する政府関係機関、独立行政法人などの法人、国が補助金や貸付金など、財政援助を与えている都道府県、市町村、各種団体。検査院の
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