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ブックマーク / daen.hatenablog.jp (3)

  • 「なぜ人を殺してはいけないの?」に、ニーチェがマジレスしたら - 誰が得するんだよこの書評

    どうなるんだろう。 というわけで、ニーチェ「善悪の彼岸・道徳の系譜」の解説です。ニーチェは哲学や政治学をやるのなら必読だと思うのですが、いかんせん文学的な表現が多すぎて何を言っているのかよくわかないと投げ出す人もいるんじゃないですかね。というわけでニーチェの思想で一番使える「相対主義」にしぼって説明します。 通常の哲学とニーチェの哲学の違い 哲学は形而上学とも呼ばれています。メタフィジカルな学問だというのです。つまり物理的・現実的(フィジカル)なことにたいしてどのように人間が取り組むかという、現実(フィジカル)より上位(メタ)の構造・ルールについて研究するのです。たとえば、人間の肉体がどのような仕組みで動いているかというのはフィジカルな話ですが、人間はどのように生きているのか・どう生きるべきなのかというのは、メタフィジカルな話です。 さて、ニーチェがやっているのは通常のメタフィジカルな話で

    「なぜ人を殺してはいけないの?」に、ニーチェがマジレスしたら - 誰が得するんだよこの書評
    richard_raw
    richard_raw 2010/05/06
    「殺されたくないからだよ!」/弱者のための《信仰》というのは、弱者を弱者のままにしておくための装置だったりして。
  • パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ / ミチオ・カク - 誰が得するんだよこの書評

    最も感動したポピュラーサイエンス。超ひも理論とその発展理論であるM理論、量子力学、宇宙論、平行世界、タイムマシンなどについて職の科学者であるミチオ・カクが解説した科学書です。アイザック・アシモフやグレッグ・ベアなど、さまざまなSFを例に挙げてわかりやすく説明しています。さながらSFを読んでいるかのようにすらすらと読めました。科学的考証に力を入れたSFをハードSFと呼びますが、とすれば書は最良のハードSFです。 たとえば「はるか未来にはこの宇宙全体よりも大きな細胞をもつ生命が生まれるかもしれない」とか「エントロピーの増大により死にゆく宇宙から脱出する方法は何か」とか、もうモロにセンス・オブ・ワンダーです。このを読むとSF読むのがさらに楽しくなります。とくにグレッグ・イーガン「ディアスポラ」とか。あとスティーヴン・バクスターが使っているネタをあらかた網羅してあるのは笑えました。バクスター

    パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ / ミチオ・カク - 誰が得するんだよこの書評
  • アンパンマンほど哲学的なアニメはない - 誰が得するんだよこの書評

    「僕の顔をべなよ」 これほど深遠な哲学を内包したセリフはないでしょう。 1.パン主義 一見狂気に満ちたカニバリズムですが、動物のキャラクターたちは何の抵抗もなく差し出された肉片ならぬパン片を頬張るのです。おどろおどろしい儀式の最中でもない、牧歌的な日常の中でこのような蛮行を目にするのは、より狂想的です。しかしさらに恐ろしいことに、多くの日の子どもたちはこの光景になんら違和感を持たないのです。私も齢20歳になってようやくこの狂気に気づきました。日人はカニバリズムのアニメを見て育つんだぜ! HAHAHA そいつはクレイジーだ! という会話が海外でなされていると聞き、ああ、たしかにこいつはクレイジーだと今さらながら実感した次第です。 2.自己犠牲の意味 しかしこのアニメは深い。まず人間をはじめとする動物が基的に「う―われる」関係にあることをグロ描写を一切せずに明示したのです。私たち

    アンパンマンほど哲学的なアニメはない - 誰が得するんだよこの書評
    richard_raw
    richard_raw 2009/01/03
    食パンマンがアンパンマンの顔を食べていたら問題になるかと。何だか前にもぶっくまーくしたような気がする。
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