ストーカー専門家ら「法改正を」 凶悪事件への発展懸念―GPS判決 2020年07月31日07時05分 最高裁は30日、車に全地球測位システム(GPS)を取り付け遠隔監視する行為を、ストーカー規制法では処罰できないと判断した。専門家らは、ストーカーは殺人など凶悪事件に発展しやすいと指摘し、「位置情報が分かるのは本当に危険。法改正が必要だ」と危機感を募らせた。 車にGPS「見張り」該当せず 付近での観察限定―ストーカー事件で初判断・最高裁 ストーカーやDV、虐待の被害者支援と加害者の更生に取り組むNPO法人「女性・人権支援センターステップ」(横浜市)の栗原加代美理事長は「法律が時代についていけていない。限界を感じた」と受け止めたという。 栗原理事長は「被害者にとって位置情報が把握されるのは、直接付きまとわれるのと同じ恐怖だ」と話す。被害者は加害者から逃げている場合が大半とした上で、「加害者にと