王夢夢 and 浦上 早苗 [経済ジャーナリスト/法政大学IM研究科兼任教員] May. 22, 2018, 05:00 AM テクノロジー 10,527 5月5日夜、中国で配車アプリ「滴滴出行(ディディ・チューシン)」を利用した客室乗務員の女性、李さん(21)が、ドライバーの男(27)に殺害される事件が発生した。その後、滴滴の管理体制の問題点などが次々と明らかになり、中国の社会に衝撃を与えている。 被害者は21歳の客室乗務員 報道によると李さんはこの日、仕事で昆明から鄭州空港行きの航空機に乗務。鄭州駅に移動するために、滴滴の相乗りサービス「順風車(シュンフォンチャ)」を利用し、被害に遭った。 李さんは乗車後すぐ、ドライバーの言動に不安を抱き、メッセージアプリWeChat(微信)で同僚に「変態がいる」「ドライバーが私をきれいだ、キスをしたいと言ってくる」などとメッセージを送っている。 同僚