辞職届けを受理せずフランスでは、3 月7日、自分の管轄下にある司教区で神父による子どもに対する性虐待があったことを知りながら司法当局に告発しなかったリヨン市大司教であるバルバラン枢機卿が6ヶ月禁固刑執行猶予付きという判決を受けた。 https://news.yahoo.co.jp/byline/puradonatsuki/20190319-00118853/ 同枢機卿はこの判決を不服として控訴したが、次週にはバチカンに赴き、法王フランソワに辞職を申し出た。ところが、法王は、昨年から「教会から性虐待を完全になくす」と公言していたのにもかかわらず、推定無罪を理由に同枢機卿の辞職届けを受理しなかった。 法王は、この2月、性虐待容疑を受けているアメリカの元ワシントン大司教には聖職停止を言い渡している。しかし、性虐待の事実を知りながら告発しなかった罪の重大さをまだ理解できないのかもしれない。ル・モン