出生時の性別と自認する性別が異なるトランスジェンダーの人に対するインターネット上での差別を解消しようと、甲南大学(神戸市東灘区岡本8)社会学科の学生有志が人権啓発動画を作った。学生は「見た人が身近な人権問題に気づくきっかけを提供できれば」と期待を込める。(綱嶋葉名) 人権侵害の解消に取り組む大阪府府民文化部人権擁護課が甲南大に動画作りを提案。ジェンダー問題に関心を持つ学生5人が社会学科講師、関めぐみさんの指導を受けながら、台本作成や出演、撮影、編集などを全て行い、仕上げた。 タイトルは「寄り添う言葉・引き裂く言葉~SNSで排除されるトランス女性」。トランスジェンダーの中でも女性として生活を送る人に焦点を当てた。 会員制交流サイト(SNS)をよく使う中高生や大学生を視聴者として想定。性的マイノリティーの当事者は身近にいることや、差別的な書き込みの怖さを伝えることにこだわった。 約15分のミニ
「過去に強制わいせつで実刑判決を受けた創立者が理事長・学長に就任したというのは、私もちょっと驚いています」 【画像】“強制わいせつで懲役”の創立者が「東京福祉大総長」に 先月25日に行われた定例記者会見で、そう発言した萩生田光一文科相(57)。目下、彼の頭痛の種は、東京福祉大学の中島恒雄理事長兼学長(73)の存在なのだという。 中島氏は2008年1月に強制わいせつ容疑で逮捕。懲役2年の実刑に服したものの、昨年11月20日付で学校法人の総長をはじめとするトップの座に返り咲いた。 彼の行状を思い出せば、萩生田氏の弁も当然で、 「複数の女性職員に対し、無理やりキスをしたり身体を触ったり、出張先の上海のホテルでコトに及ぼうとしたことも。さらに、学長室にはベッドやシャワーが備え付けられ、避妊具やバイブ、精力増強剤まで見つかったという前代未聞の事件でした。4回にわたる逮捕には強姦未遂の容疑も含まれてい
女性教職員への強制わいせつ罪で実刑判決を受けた東京福祉大(東京都豊島区)の中島恒雄・元総長(73)が11月20日付で総長に復職していたことが、大学への取材でわかった。文科省は中島氏が運営に関与するのは不適切だと指導しており、大学側に経緯の報告を求めている。 【写真】雑居ビルを教室に作り替えた東京福祉大、机のすぐ横にはトイレが。留学生が多く所在不明になり文科省から改善を求められた 中島氏は2008年、女性教職員5人の体を触るなどしたとして逮捕され総長職を辞職し、懲役2年の実刑判決を受けた。 私立学校法は、禁錮以上の刑に処せられた場合は学長になることができないと定める。中島氏は出所後、罰金以上の刑を受けずに10年が経過。刑法の規定により刑の効力は消滅しており、法的には復職が可能だ。 ただ事件後、大学は文科省の指導に対し、中島氏を運営に関与させるつもりはないとの説明を繰り返してきた。昨年2月には
部下の女性教職員5人に対する強制わいせつ罪で2008年に実刑判決を受けた東京福祉大(本部・東京都)の創設者、中島恒雄氏(73)が、11月20日付で、大学長と運営母体の学校法人「茶屋四郎次郎記念学園」理事長を兼ねる総長に復職したことが同法人への取材で分かった。大学側は、中島氏を運営に関与させないことを文部科学省に報告してきた経緯があり、同省は「過去の説明と整合性が取れない」として調査に乗り出した。【鈴木敦子】 【大学のホームページに掲載されている中島恒雄氏の経歴】 中島氏は総長だった08年1月に強制わいせつ容疑で警視庁に逮捕され、総長を辞任した。同10月に懲役2年の実刑判決を受けた。 大学は08年6月、中島氏に権限が集中していた体制を見直し、学長と法人理事長を分離したうえで、中島氏の復職は認めないとする再発防止策を公表した。文科省は、中島氏を運営に関与させないよう大学側に求めてきたが、服役し
京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)の公開講座で、講師からわいせつな作品を見せられ精神的苦痛を受けたとして、受講した女性が大学側に約330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が4日、東京地裁(伊藤繁裁判長)であった。判決は、わいせつな作品を受講生に見せたことを「セクハラにあたる」と認定。大学側に対し、講義内容を事前に告知するなどの義務を怠ったとして、約35万円の賠償を命じた。 【写真】会田誠さん 判決によると、大学側は2018年、ヌードをテーマに講師を招いて全5回の講座を都内で開催。その中で、美術家の会田誠氏は四肢を切断された全裸の少女の絵などを、写真家の鷹野隆大氏は全裸の男性の写真などを1~2時間にわたりスクリーンに映した。 判決は、2人の作品が「露骨な表現で、正常な性的羞恥(しゅうち)心を害するわいせつ性がある」と指摘。受講生が成績評価を受けるには出席が欠かせないことをふまえ、「作品を見る
今月、東京・葛飾区でわいせつ被害にあった女性が無人の交番に駆け込み、さらにわいせつな被害にあった事件で、警視庁は私立大学2年の少年を逮捕しました。 強制性交未遂などの疑いで逮捕されたのは、東京・葛飾区に住む私立大学2年の19歳の少年です。 捜査関係者によりますと、少年は今月16日の未明、葛飾区の路上で20代の女性に体を無理やり触るなどのわいせつな行為をしました。その後、女性は近くの交番に駆け込みましたが、警察官は不在で、少年は、さらに交番の中で数分間、胸を触るなどのわいせつな行為をしたということです。 警視庁は30日午前、関係先の家宅捜索を行いました。少年は大筋で容疑を認めているということです。 警察庁によりますと、交番は原則的に2人以上で勤務することになっていますが、パトロールなどで一時的に無人になることはあるということで、警視庁などは交番の態勢について検証しています。(30日12:20
立教大は15日、学内で2件のハラスメント事案を起こした教員を懲戒解雇したことを明らかにした。3月23日付。この事案に関し、2018年に最初の被害申告があった際に対応を誤り、問題の解決を長引かせた責任を取るとして、郭洋春総長(学長)が今年度末に任期を1年残して辞任することも発表した。初期対応に当たった副総長2人は誤りを認め、既に辞任している。 【「沈黙の闇」切り裂いたフラワーデモ】 立教大は「被害者のプライバシー保護のため」として、加害教員の氏名や事案の中身については公表していないが、関係者によると、学生らに対するセクシュアルハラスメントだという。 大学によると、18年6月に1件目の被害申告があり、郭氏は当時の副総長2人に対応を指示した。副総長らは加害教員の所属学部と調査し、同年12月に学部長による厳重注意処分とした。加害教員は学内で要職を務めていたが、郭氏は解任しなかった。 しかし、学内の
東京大は6日、研究を指導していた大学院生1人にセクハラ行為をしたとして、同大大学院の50歳代の男性教授を停職4か月の懲戒処分にしたと発表した。処分は1月29日付。教授は「セクハラはしていない」などと否認している。 東大によると、教授は2年以上にわたり、無料通信アプリ「LINE(ライン)」や対面で数十回、大学院生に恋愛感情を示し、複数回交際を申し込んだ。教授は拒否されるたび、大学院生の研究の予定を急に変更したり、不機嫌になったりした。無理やり体を触ることもあったという。大学院生は2018年秋に被害を申告し、別の研究室に移った。東大は「被害者のプライバシー侵害の恐れがある」として、教授の名前や所属を明らかにしていない。 宮園浩平副学長は「あるまじき行為で、厳正に処分した。再発防止にあたる」とのコメントを出した。
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