虐待家庭への児相介入強化=親の体罰禁止明記-改正法が成立 2019年06月19日11時26分 改正児童虐待防止関連法が可決、成立した参院本会議=19日午前、国会内 児童相談所(児相)の機能強化などを盛り込んだ改正児童虐待防止関連法が、19日の参院本会議で全会一致で可決、成立した。児相について、虐待が疑われる家庭から子どもを一時保護するなどして引き離す「介入」と、保護者を支援する機能を明確に分けたことなどが柱。虐待による幼い子どもの犠牲を防ぐため、親の体罰禁止も明記した。 改正法のうち介入と支援の分離、体罰禁止の部分は2020年4月に施行する。 参院本会議で改正児童虐待防止関連法が可決、成立し、一礼する根本匠厚生労働相(右手前)=19日午前、国会内 児相には介入と保護者支援の機能がある。職員が保護者との関係を考慮するあまり、虐待を受けたかもしれない子どもの保護にちゅうちょし、適切に対応できな