国会図書館長に倉田敬子氏 2024年03月27日20時11分配信 衆参両院は27日、議院運営委員会理事会をそれぞれ開き、国立国会図書館長に倉田敬子・慶大名誉教授を起用する人事を内定した。両院本会議の承認を経て、4月1日付で発令される。任期は定められていない。現館長の吉永元信氏は3月末で退職する。 国立国会図書館 政治 コメントをする 最終更新:2024年03月27日20時11分
はじめに 前回まで、古い調べ方の本を紹介した。調べのハウツー本である。今回は、実際に特定のことを調べる道具になる本、調べの道具本である。英語でレファレンス・ツール、中国語で「工具書」と呼ばれるものだ。 市井の人物を調査する――ファミリーヒストリーなどに 趣味でも、仕事でも、人物情報を調べたいと思うことは結構ある。人物を調べる場合には、超有名人、限定的有名人、無名人の3つに区分して調べると効率がよいことは、ネットでも指摘されている通り。そこで前2者、つまりそれなりに有名人なった人を調べるにはそれなりの手があるのだが、まったくの無名人というか、市井の人を調べるのは難しい。1980年代まで戸籍が閲覧できたが、これは現在、法曹や直系の子孫に閲覧が限られている。 一方でファミリーヒストリーが流行って、無名の人、市井の人を調べるニーズが掘り起こされている。一介の市井人を調べるツール、それも公刊されたも
『近代出版研究』(近代出版研究所発行・皓星社発売)が無事4月に刊行されるようだ。遅れるかと心配していたが、よかった。常連枠の拙稿は、「明治期における裏表紙のパブリッシャーズ・マークに関する一考察」です。全体の内容は、「近代出版研究 第3号 | 皓星社(こうせいしゃ) 図書出版とデータベース」を御覧ください。 私は、過去創刊号に「日記のすき間から掘り出す近代日本出版史」を、2号に「日本初の健康雑誌だった『健康之友』(大正十三年五月創刊)について」を寄稿しています。このうち前者が木村悠之介・荻原稔「大成教禊教『禊教会雑誌』解題・目次補遺」(「『國學院大學研究開発推進機構 日本文化研究所年報』第16号 – 國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所」の「研究ノート」)で言及いただきました。ありがとうございます。引用すると、 2022年3月の『近代雑誌研究』では、古本マニアのブロガー「神保町のオタ」
「アカデミーヒルズ」は、2024年6月30日をもって閉館させていただくこととなりました。 35年にわたる歩みにおいて多くの方々にご利用いただきましたこと、心より御礼申し上げます。 「アカデミーヒルズ」は、1988年アークヒルズにて前身となる「アーク都市塾」を開講して以来、一貫して知的活動の場と能動的な学びの機会を提供してまいりました。 1996年には現在の「アカデミーヒルズ」に名称を変更、2003年には六本木ヒルズ森タワー49階に移転し、“知の拠点”として学びのプログラムに加えて、組織や会社を離れた“自律的に自立する個人の支援”を目指した「会員制ライブラリー」と、国際会議やビジネスイベントに対応できる「カンファレンス施設」を展開してまいりました。 閉館までの間、皆様に快適にご利用いただけますようスタッフ一同誠心誠意努めて参ります。 引き続き変わらぬご愛顧をいただけますよう、どうぞよろしくお
「鉄道ファンの聖地」や「プロレスの聖地」と言われる神保町の書泉グランデ 東京都は神保町・秋葉原に店舗を構える中規模書店、「書泉」が元気だ。 経営は赤字続きの状態ながら、2023年3月に1冊の書籍を「書泉グループ独占販売」で復刊させ、結果的にシリーズ3作で累計約3万部も売り上げたのだ。3万冊もの拡販につながったのは、「書泉グランデ(神保町)」に勤めるひとりの書店員の発案によるものだった。 出版業界全体で売り上げの落ち込みが続く中、都心部で本を売り続ける「書泉」の内情とはいったいどんなものなのか。約1年前に代表取締役に就任した手林大輔氏に話をうかがった。 ■転職先は「赤字書店の社長」――書泉の社長に就いたきっかけを教えてください。 「普通に転職サイトで見つけたからです(笑)。ミドル用の転職サイトサービスに登録して、ある日サイトを眺めていたら『へぇ~、社長の公募とかあるんだ』と思って。前職は教育
2023年10月27日から12月17日まで、展示「集書院150年記念展 プレイバック集書院」が、京都府立図書館で開催中です。 1873(明治6)年に京都府立図書館の前身である集書院が開館してから150周年を記念して、文化庁及び京都新聞が主催する2023年度「CONNECT⇄_」(コネクト)のプログラムとして開催されるものです。 AR(拡張現実)による集書院天井画のほか、触図、当時の図書などが展示されます。AR体験には、スマートフォン又はiPadが必要です。 集書院150年記念展 プレイバック集書院(京都府立図書館, 2023/10/7) https://www.library.pref.kyoto.jp/?exhibition=163320 参考: 京都府立図書館、展示「読む聞く話す 本の色々なかたち展」を実施中:文化庁・京都国立近代美術館主催「CONNECT⇄_(コネクト)」関連 [20
愛するこの街を一冊に! これまで3回+αに渡って神保町を特集してきた「本の雑誌」を再録し、さらにオリジナルの企画を盛り込んでの丸ごと一冊「神保町」の別冊。 世界に名だたる「神保町」はどっこい、ただの古書街ではない。カレーにラーメン、喫茶店にスイーツ、楽器店に古典芸能、そして新刊書店まで、どこをとってもディープで愉しい神保町を満喫できる一冊。 神保町を往く 1 神保町で遊ぼう! 対談/神保町の古本屋さんを楽しもう! 北原尚彦・小山力也 16 これで愉しい神保町MAP 28 神保町を愉しむ2023 コーヒーの街・神保町 変わらぬ老舗と新たな流れ 高橋敦史 30 神保町カレー戦線2023 小林圭司(白水社カレー部) 33 神保町で古典芸能を 和田尚久 36 お茶の水の歩き方、ギターの買い方 井戸沼尚也 38 神保町スイーツとわたし うちだかずみ 43 神保町七夜 〜夜の神保町を楽しむ〜 46 今
慶応三田キャンパスのカフェ「八角塔」慶應大学の三田キャンパス内のカフェ「八角塔」。2021年4月にオープンしたばかりのカフェです。オープン当初は ”Cafe Tempus” という店名でしたがいつの間にか「八角塔」という店名に変わっていました。 三田キャンパス内には一般の人でも利用できる食堂もあるのですが、学生さんに混じって食事をするのもちょっと気が引けますね。特にどう見ても学生には見えない年齢だと。 ▲図書館旧館内のカフェ「八角塔」だとそのお値段のせいもあって学生の姿はまばら。OGOBや教職員それと近隣からのお客さんが多い印象です。 旧図書館という築100年以上の雰囲気ある建物の中のオーセンティックなカフェで、平日だけでなく土曜日も営業しています。 スポンサーリンク 八角塔のコーヒーとメニュー今回は三田キャンパスの内で開催中の「我に触れよ」展を鑑賞後でしたので身体が甘さを欲していて、オー
【第1部】10:30~11:00 基調講演『いろいろな場面、いろいろな読者、デジタルがもたらすもの』 田村 俊作(石川県立図書館 館長) 【第2部】11:00~12:00 パネルディスカッション『企画展「十二文豪図書館二降臨ス ~EPISODE with 文豪とアルケミスト~」を作るーこれも司書の仕事』 コーディネーター:田村 俊作 パネラー:上田 敬太郎(石川県立図書館 閲覧サービス課長) 原 有樹(石川県立図書館 閲覧サービス課) 河合 郁子(石川県立図書館 利用推進課) 【第3部】13:30~14:30 パネルディスカッション『本をつくるひと、届けるひと-出版社の仕事』 コーディネーター:橋元 博樹(東京大学出版会 専務理事) パネラー:永沼 浩一(岩波書店 編集局副部長) 鈴木 クニエ(勁草書房 編集部長) 榎本 周平(青土社 営業部) 【第4部】15:00~16:30 パネルディ
社会 【タグ】大川原化工機 大川原化工機事件国賠訴訟が結審 新たな警察の捏造も判明 粟野仁雄・ジャーナリスト|2023年9月22日4:19PM 警視庁による捜査での捏造が発覚した大川原化工機(横浜市都筑区)をめぐる事件(本誌7月7日号・同14日号既報)で同社の大川原正明社長らが国(検察庁)と東京都(警視庁)に約5億6500万円の賠償を求めた訴訟は東京地裁(桃崎剛裁判長)で9月15日に結審した。判決は12月27日の予定。 証人尋問で警察側の捏造告白を引き出した高田剛弁護士。(撮影/粟野仁雄) 6月30日に証人尋問された警視庁公安部外事第一課の現職警部補2人は「捏造です」など、自らの組織の捜査について告白している。これを否定することもできなかった警視庁側は完敗だろう。注目は検察の責任を認めるかどうかだ。同社代理人の高田剛弁護士は9月8日に最終準備書面を裁判所に提出。異例の「起訴取り消し」となっ
前日は下鴨帰りにて高円寺へも顔を出し、森さんなども誘ってコミケ前夜祭をサイゼにて敢行したが、けふは朝もはよから起き出して、古本御殿にKさんを迎えに行く。 筋斗雲に同人誌一式を昨晩積み込み済みなので、そのまま所定の会場駐車場(いつものとこ)へ向かうが、途中メシを食わねばとて、通り過ぎるばかりだったミニストップへ。ついでに昼飯も買い込むが、ミネラルウォーターの大瓶が大量に積み上げてあり、コミケ対策ならんとてホッコリ。Kさんがポカリの大瓶を買えといふので「飲めっかな?」と疑心暗鬼になりつつ買い込みクーラーBOXへ。狭き駐車場にもう一台入ってきたがそれはコミケでなくお祭りに来た人々であった。 いつもの駐車場へ行ったら半分くらい埋まってた。みなさん早朝に来るのね。 それからカートを編成してひっぱる。前の夏コミでは苦労したから多少はうまくなったかしらんと思いつつ、途中、ちかれてきたのでKさんに代わって
江戸川乱步「二人の探偵小説家(四)」が掲載された『旬刊写真報知』(報知新聞社出版部、大正15年2月15日)の目次をあげておこう。 乱步のこの小説は、17頁、18頁に掲載された。18頁は見開きの右側で、末尾に「(続く)」とある。しかし、誌面刷新により連載が中絶したことは「江戸川乱步「二人の探偵小説家」(「空気男」の原題)掲載の『旬刊写真報知』ー『江戸川乱步大事典』(勉誠出版)への補足ー - 神保町系オタオタ日記」で紹介したところである。そして、見開きの左側の19頁に驚くべき記事が載っていた。 冒頭に写真をあげた「どつと沈んだ太平洋の大陸 有史前の珍しい話」、チャーチワードのムー大陸である。2,100字ほどのヴォリュームで、太平洋中のムー大陸の地図、イースター島のモアイ像の写真も載っている。記事によれば、「ム大陸」は、北は今のハワイから南はイースター島に及び、長さは6千マイル、幅は3、4千マイ
1948年赤坂離宮(現迎賓館)に開館した国立国会図書館(アメリカ国防総省の写真, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で)アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)の公式メールマガジン「ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)」908号(2022年6月27日)に投稿した、「Wikipediaに『専門情報機関総覧』を載せてみた」を再録します。掲載に当たりほんの少し手を加えました。 ※ ※ ※ 2022年6月の始めに『専門情報機関総覧』の記事をWikipediaに書きましたが、その際に図書館の提供する情報が実に役立ったので、そのことを記録しておきます。 ■きっかけ ある専門図書館のことを調べていたとき、そうだ、『専門情報機関総覧』(以下『総覧』)の記載事項を追えば沿革についてのヒントが得られるのでは、と考えました。『総覧』は専門図書館協議会(以下、協
2023年6月12日、米・イリノイ州で禁書を禁じる法律が成立したと発表されました。禁書を禁じる法律が成立するのは、同州が初であるとしています。 州政府のプレスリリースによると、成立の背景として、主に有色人種やLGBTQ+に関連した書籍を検閲しようとする禁書の動きが米国全体で増加していることに言及されています。 プレスリリースによると、同法(HB2789)は、外部の制約を受けずに資料を収集する図書館の自由を保障するもので、イリノイ州の公共図書館や司書に対して、党派的あるいは個人的な不満を理由に、本を禁止・撤去・制限することを禁じた米国図書館協会(ALA)の「図書館の権利宣言」(Library Bill of Rights)を採用、またはそれに準じた独自の明文の宣言を共同で制定することを求めており、これらの対応を行った図書館のみ、州からの補助金の対象となるとしています。 Gov. Pritzk
フェア 開催終了 丸善 博多店 開催日時:2023年06月02日(金) 10:00~2023年08月02日(水) 20:00 『調べる技術』の小林昌樹が選んだ「調べの本」50選 皓星社『調べる技術 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』の著者小林昌樹さんが選んだ調べもののハウツー本を店頭にてご紹介しています。『シマダス=Shimadas:日本の島ガイド』(日本離島センター)や『戦国忍びの作法』(G.B.)といった趣味や文化を調べるものから、『自分でできるファミリーヒストリーを調べよう』(二見書房)『テレビリサーチャーという仕事』のような調べものの基本書、『本の索引の作り方』(地人書館)といった編集者向けの本まで幅広く、深い「しらべもの」の世界を楽しんでください。
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