先日『本のリストの本』(創元社)重版記念イベントが開催され、行ってきました。林哲夫氏所蔵の目録類の展示・販売もあり、眼福でした。私も古書目録は集めていて、ある程度集まると『日本古書目録大年表』(金沢文圃閣、平成27年1月)にも載ってないような珍しい目録に関心が移っている。 さて、今回は四天王寺秋の大古本まつりで古書クロックワークから入手した台湾台北にあった台北堂書店の古書目録(昭和16年6月)を紹介しよう。60頁、編集兼発行人は小野山三郎。200円。表紙に「(南支南洋)南方資源資料特集目録」「台北堂書店」「第八集ノ一」とある。裏表紙に林業特集目録を出してから1年経つとあるので、本来の目録名は「(南支南洋)南方資源資料特集目録」ではなく、「台北堂書店」なのかもしれない。 『日本古書目録大年表』2巻には、「地域別古書店名一覧」も載っていて便利である。台湾には1軒、野田書房だけで台北堂書店の記載