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滝上町で2011年8月、当時の同僚の町臨時職員工藤陽子さん(当時36歳)を殺したとして、殺人の罪に問われた元町臨時職員小谷昌宏被告(42)の裁判員裁判は29日、旭川地裁(佐伯恒治裁判長)で論告求刑が行われ、検察側は「自己中心的で残酷だ」などとして懲役18年を求刑した。 論告で検察側は、小谷被告が2度にわたって工藤さんの首を絞めたほか、その後も何度かうめき声を上げる工藤さんに対し「生きているかもしれない」と思いつつ、小谷被告が山林に運んで放置したと指摘した。死亡時間が特定できず、最初の逮捕容疑となった死体遺棄罪は不起訴(嫌疑不十分)となっているが、「死体遺棄罪より悪質で残酷。確定的な殺意はあった」と述べた。 一方の弁護側は「焦って判断力を失った。計画性は全くなく、偶然が重なった」などと反論した。「高齢の父が健在のうちに社会に戻し、(遺族に)償っていく機会を」と述べ、懲役10年が相当と主張した
印刷 北海道滝上町の町臨時職員工藤陽子さん(36)が14日から行方不明になり、道警は事件と事故の両面で捜査を始めた。17日は町内で大がかりな捜索をした。 紋別署や同町によると、工藤さんは町立図書館の図書館司書補助員で、14日は1人勤務。閉館は午後6時で、図書館の玄関は施錠されていた。最後の本の貸し出し記録は午後5時前だった。15日に図書館から東に約1.5キロと西に約1キロ離れた2カ所の道路脇で工藤さんのバッグやサンダル、弁当箱が見つかった。バッグには財布や自宅の鍵が入っていた。携帯電話は図書館の事務室にあった。 工藤さんは町営住宅で一人暮らし。14日は町内の実家で両親と夕食を食べる予定だった。連絡がないため家族が同日夜、図書館に行ったところ駐車場に工藤さんの車が止められたままで、自宅にも帰っていないことから、15日朝に地元の駐在所に捜索願を出した。
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