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ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (3)

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 京都大学等におけるカンニング事件について

    今回の京都大学をはじめとする入試における「カンニング事件」は、いろいろな意味で心が痛む。 京都大学が被害届けを出し、「偽計業務妨害罪」でカンニングをした学生が逮捕されるに至ったことに、強い違和感を覚えるものである。 その理由の第一は、「大学の自治」、「学問の自由」にある。 入学者をどのように選考するか、という問題は、「大学の自治」の根幹にかかわるものと考える。どのような資質を持った人から、大学を構成するかということは、大学における学問、研究、教授の基礎をなすものであり、大学が、もっとも大事にしなければならない点である。 1952年の「東大ポポロ事件」に見るように、かつては、大学の自治はもっと大切にされ、さまざまな議論があったと思う。今回の事件において、京都大学の関係者が「被害届け」を出してしまったことは、「大学の自治」の点から疑問である。日の大学が、大きく変質してしまったことを感じる。

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    solidstatesociety 2011/03/04
    重要
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 小鳥さんみたいに

    『ザ・ベストハウス123』 の収録。 「伝説」がテーマだった。 そうしたら、審議長の荒俣宏さんが、 「伝説ならばボクにだってありますよ。」 と言った。 「なにしろ、出版社内に20年間 住んでいましたからね。」 以下、荒俣さんと、私を含む スタジオの面々との会話。 「何歳から何歳くらいまでですか?」 「三十過ぎから、五十過ぎくらいまで かな。」 「えっ、じゃあ、最近までじゃないですか?」 「そうですねえ。」 「奥さんはその間どうしていたんですか?」 「いやあ、うちのが来てくれたのは、最近の ことなんで。」 「どうやって寝ていたんですか?」 「いやあ、編集部の床に段ボールを敷いて 寝ていたんですよ。」 「なんでそんなことをしていたんですか。」 「ずっと原稿を書いていましたからねえ。 編集部には資料もあるし、便利だから。」 「お風呂はどうしていたんですか?」 「夜になると、近くの公園に行くんです

  • 茂木健一郎 クオリア日記: スランプ

    先日、堀川高校に講演に行ったとき、 手を挙げて「スランプはどのように 克服したら良いのですか?」 と聞いた高校一年がいる。 「何のスランプなんだ」と尋ねたら、 「シンガーソングライター」と答えて、 満場が爆笑となった。 「君は人前で歌ったことがあるのか?」 と聞くと、 「文化祭で歌ったことがある」 と答えて、また周囲がうわんと笑う。 「じゃあ、ここでやってみてくれ」 と言ったら、「灯台は周囲を明るく照らす けれども、足元は暗い」というような メロディーを彼はアカペラで歌った。 「すぐそうやって歌うのはエライけれども、 ここはいわば身内の場所だから、当に 飛躍しようと思ったら、アウェー戦を しなければならない。京都駅前とかで、 歌ったことはあるのか? ストリートで、 何も知らない人の足を止めるのは大変だぞ」 と言うと、黙って聞いている。 「それから、逆に、思い切りプライベートに、 好きな女

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    solidstatesociety 2008/12/15
    ウォー
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