今年2019年を振り返る、AUTOMATONの年末企画第2弾。今回は、2019年に発売されたゲームの中から、プレイ時間こそ短かったものの、満足できた、もしくは心に残ったという、各ライターのベスト短編を選出していく。 (年末企画第1弾、今年一番やりこんだゲーム編はこちら) 『198X』 小さい頃は、人生はもっと簡単だった-ー『198X』より 開発元:Hi-Bit Studios 販売元:Hi-Bit Studios 対応機種:PC 初回プレイ時間: 1時間 アーケードゲームに魅了された青年の物語を描く『198X』は、ナラティブなアドベンチャーゲームだ。本作の主人公Kidは、寂れた郊外に住んでいる。家族とともに暮らし、何不自由ない生活を送る毎日。しかし青年は、辟易していた。そう、代わり映えのない日常に。本作ではこういった具合に、青年の独白を通じて物語が進行する。若さゆえの苦悩、葛藤、そして行き