学習院といえば「ええとこの子」が通っている学校と思ったのは昔の話。麻生太郎前首相、鳩山由紀夫首相と、二代続けて学習院出身のトップ(鳩山氏は初等科・中等科までで大學は東大)が続いて、この学校にわずかに残っていた威信も地に墜ちたようだ。 国民映す鏡 しかし、学級崩壊が、皇太子の娘愛子さんの身近で起こり、それが原因で彼女が不登校になっていたという野村一成東宮大夫からの発表(3月5日)は、かなりの衝撃をもって、国民に受け止められたのではないか。 以前にも書いたが、皇室一家というのは国民を映す鏡である。嫁姑問題、嫁になかなか行かない娘がいたり、兄弟の不仲、嫁が病気になるなど、どこの家でも抱えているトラブルと、皇室といえども無縁ではいられない。そして今度は不登校問題である。 2月下旬、愛子さんは、37度の熱と嘔吐、腹痛があって侍医に診てもらっているとき、「今日はお休みする」とポツリと話したそうだ。すぐ