自民党は、このまま欠席が続けば、「国会の信頼が損なわれる」と判断したのだという。しかし、この報道を見て、「おい、お前らが国会の信頼などと言えるのか?」と違和感を感じる人は多いはずだ。 まず、近年多発している議場での「居眠り」などの不誠実な態度の問題。地方議会を含め、最近この話題は多いが、見聞きするたびに、我が国の政治の信頼性が著しく損なわれているな、と痛感させられる。従来であれば黙認されていたことなのかもしれない「居眠り」も、今は国会中継に映ったわずかな映像が切り抜かれ、SNSで拡散され、すぐにその不誠実が暴かれる。 他にも、昭和を代表する宰相である故・田中角栄氏が、1986年7月に第38回総選挙でトップ当選したものの、1990年の解散までの4年間、一度も登院しなかったことは有名だ。脳梗塞が原因で身体・言語障害が残ったことが登院できなかった理由であるが、いづれにせよ、一度も登院はしていない